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体幹トレーニング? [トレーニング・メソッド]

 最近、「体幹トレーニング」って、やっぱりとっても大事なエクササイズなんじゃなかろうか、なんて実は改めて想うようになっているもので、テーマとしてとりあげてみた。

 イマゴロオソイカ…?^^;

 いや、というか、言い訳がましいが、トレーニング効果というものは、実感できる程になるまでには「時間」がかかる。ポンピュンランや、シンクロ打法、真下投げなどは私はまさに「劇的」にその成果を実感できたので胸を張って記事にしたのだが、正直、「これは?どうだったの…??」というような、自然とお蔵入りしてしまったパフォーマンス向上理論・エクササイズもたくさんあるのだ。我が息子達の“時間”は、ある意味その犠牲となっている(^_^;)ゞ

 「体幹トレーニング」なるものも、実はけっこう以前からちょこちょことやらせてはいたのである。もうそろそろ1年ぐらいになるかな? そんでまぁ、良い区切りかなと記事にしようと思ったのである。

 それに、三男が所属するクラブチームでも、雨の日でグラウンドが使えない時などは合宿所などで念入りに体幹トレーニングを施していただいている。

 地味なトレーニングになればなるほど、その効果のほどをはっきりと体感できるものではないのかもしれない。紙を一枚一枚積み重ねて、気の遠くなるような時間をかけて“階段”のようなものを作り、それまで手の届かなかった高い樹木の枝に下がっている「おいしい果実」を得ようとするようなものである。もしその方法が「的外れ」なものであったならば、後1ミリで手が届く、という時に、その紙を積み重ねて作った階段がガサガサと崩れて失敗、やり方を変えてまたいちからやり直し、というケースもあるわけだ。

 特に、体幹トレーニングのような、基礎の基礎的エクササイズは、それこそその「成果」を感じ取れるほどになるまでには、かなりの時間がかかるでありましょう。どころか、あまりにジワジワと効くものであるため、『実感できるまで』には至らないものであるのかもしれない。

 しかし、だからこそ、健康な身体を長く維持するためには本当に大事なものであるのかもしれない。

 正直なところ、以前は「体幹トレーニング」ってったって、ようは、「腹筋」「背筋」鍛える話だよな、なんてあっさりと考えていたのだが、そのような“単純なイコール”は成り立たないエクササイズであるようだ。

 胴体にまとわりつく、腹筋背筋は当然として、肩甲骨周りの筋肉や腰回り、股関節周りのアウターマッスル並びにインナーマッスルまでの全てを鍛えるのが、体幹トレーニングの目的なのでしょう。

 つまり、どんなスポーツにも有効なトレーニングであるはずで、当然野球においても非常に役立つ筋肉を鍛える事ができるハズである。

 そんな事を“深く”考えさせられるようになったのがこの本。

「体幹」を鍛えるとなぜいいのか? (PHP文庫)

「体幹」を鍛えるとなぜいいのか? (PHP文庫)

  • 作者: 木場 克己
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2012/08/03
  • メディア: 文庫

 

 どちらかというと、サッカーの長友選手の影響で、サッカー選手のトレーニングとして注目されがちな気がしてたけれど、この本によれば、野球においても例えばピッチャーのコントロールが安定するとか、バッティングでも身体が流されなくなるとか、有効な成果が期待されるそうである。

 ただし、「体幹トレーニング」ブームの陰で、体幹を鍛えるべきエクササイズで、腰痛を訴えるケースも急増しているようだ。この本では、きちんとしたフォームでトレーニングすることがいかに大事かを力説している。

 三男が所属するチームでも体幹トレーニングは良く行われているが、子供によっては手抜きでは無いんだろうが、きちんとしたフォームを保てずにとんでもない姿勢でやってたりする。

 この本を読んだ後では、「この子、腰を痛めないかな? ?」なんて、心配になってしまう(^_^;)

 健康になるためのトレーニングで、不健康になってしまったらば元も子もない。ので、木場式体幹トレーニングでは、姿勢をきちんとすると同時に、運動前に必ずストレッチをしてから行う。

 この、ストレッチプラス体幹トレーニングのセットで、見違えるような効果が得られるようになったそうだ。

 流行りだからって、ただ漠然と写真だけを見よう見まねで体幹トレーニングを始める前に、もしくは子供達にやらせようとする指導者の方々も、一回この本を熟読してから実行に移ることをお勧めする。おそらく、効果が倍くらい変わってくる…かも、しれない?^^;ゞ 少なくとも、もしかしたらの怪我を最小限に食い止めることはできるはず。

 

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シャドー・ピッチング [トレーニング・メソッド]

 ピッチャーが自主トレで必ずといっていいほど取り組む、【シャドー・ピッチング】

 なんのためにするものなのか?

 ある日、息子にやらせていて、その意義を突き詰めて考えたことが無かったなぁ、と気付いた。

 「素振り」とくれば「シャドーピッチング」だろう、などと、前回の「素振り」と同じようなスタートをしてしまったが、確かに、ピッチングにおける「シャドー・ピッチング」は、バッティングにおける「素振り」と同じ、「フォームを固める」という大事なエクササイズであるはずだ。だが、どちらかというと、フォームを固める、というより、ピッチング練習がしたいけど、室内練習場がなかったり、夜に仕方なく、その代わりにやるもの、というイメージを払しょくしきれていないような気がする。

 今現在、シャドウ・ピッチングをするうえで最適なグッズだと確信するのがこの“なげる~ん”

久保田スラッガー なげる~ん IB-1601

久保田スラッガー なげる~ん IB-1601

  • 出版社/メーカー: 久保田スラッガー
  • メディア: その他

 よく、タオルを使って行っている選手が多いと想うが、私は断然これをお勧めする。

 なぜこの器具が良いのか。

 私は、初心者のうちは、ブルペンでピッチングをガンガンするより、まずは「シャドーピッチング」でしっかりとフォームを作ってからボールを手にした方がいいと想うようになったのだ。

 その、訳は…

 

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「投げ込み」は是か非か? [トレーニング・メソッド]

 「球数制限」という言葉が定着して久しい。

 が、未だに、ピッチャーのトレーニングとして、「投げ込み」というメニューをこなそうとする投手、もしくは指導者がいる。

 果たして、「投げ込み」という練習方法はやるべきなのか、やるべきではないのか。

 そして、「投げ込み」とは、何球以上を投げたら、「投げ込み」、で、何球以内なら、「球数制限に沿った投球練習」といえるのか??

 “投げ込み推奨派”で、なおかつ素晴らしい実績も出しているのがこの人。

佐藤義則 一流の育て方 ダルビッシュ有 田中将大との1600日

佐藤義則 一流の育て方 ダルビッシュ有 田中将大との1600日

  • 作者: 永谷脩
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2010/12/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

 現東北楽天ゴールデンイーグルスの投手コーチ、佐藤義則氏である。

 たぶん、この本が、佐藤氏が出した最初の書籍…だよね?

 選手としては、当時の最年長ノーヒットノーラン投手(40歳と11ヶ月)であり、昭和最後の20勝投手という記録を残した方でもある。指導者としても、まだ垢抜けなかった日ハムのダルビッシュ有投手を育てあげ、楽天の田中将大投手を“超”一流ピッチャーに脱皮させた、名コーチである。

 この本の前に、「教える力、育てる力」というMOOKに、佐藤氏の指導哲学を紹介する記事が載っていたのを読んで、感銘を受け、速く「専門の本」が発売されないものかと心待ちにしていて、購入した本なのでありました。

教える力、育てる力[セオリービジネス] (セオリーMOOK/セオリービジネス)

教える力、育てる力[セオリービジネス] (セオリーMOOK/セオリービジネス)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/11/10
  • メディア: ムック

 じつは、この「教える力、育てる力」という本も佐藤義則氏の記事が載っているからと購入したのだが、前からこのコーチの指導方法に注目していたのは、今、メジャー移籍で大騒ぎのダルビッシュ有投手が、佐藤義則氏が楽天コーチに就任する時、田中マー君に「あの人の言う事は信用していいから」という内容の電話をしたという有名な話を、雑誌で読んで知っていたからだ。

 あの気難しげなダルビッシュを心酔させる、その手腕とはどのようなものなのか?

 滅多に人を褒めない、野村楽天名誉監督からさえ、「目立たないけれど、日本一の投手コーチ」と言われる、その訳は…

 

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真下投げ [トレーニング・メソッド]

 金科玉条のごとく、少年野球の指導者が呪文のように唱える

 「肘を下げるな!」

 というセリフ。

 確かに、肘が下がった状態でスローイングすると、肘、そして肩にも強いストレスがかかるのは間違いない。そしてそれが、「野球肘」というスポーツ障害に繋がっていくことも確かだろう。

 だから、投球時、肘を下げさせないように指導することは大変重要なことだ。

 では、どうやったら「肘を下げないで」ボールを投げることができるのか。

 そこまで「指導」できるかどうかが、「良い」指導者か、「ただの」指導者かの違いでありましょう。

 その練習方法として、今現在私が「最適」なエクササイズだと思っているのが

 真下投げ

 である。

 この「真下投げ」を始めて目にしたのが、この雑誌

Hit & Run (ヒットエンドラン) 2006年 03月号

Hit & Run (ヒットエンドラン) 2006年 03月号

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ベースボール・マガジン社
  • 発売日: 2006/01/27
  • メディア: 雑誌
Hit & Run (ヒットエンドラン) 2006年 05月号 [雑誌]

Hit & Run (ヒットエンドラン) 2006年 05月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ベースボール・マガジン社
  • 発売日: 2006/03/27
  • メディア: 雑誌

Hit & Run (ヒットエンドラン) 2006年 07月号 [雑誌]

Hit & Run (ヒットエンドラン) 2006年 07月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ベースボール・マガジン社
  • 発売日: 2006/05/27
  • メディア: 雑誌

 2006年1月号から3月号・5月号・7月号までの4回に渡り特集されていた(当時は隔月刊)。残念ながら、1月号の在庫はないようだが、3,5,7月号はまだあるようだ。

 さて、「真下投げ」という練習方法が、肘を下げさせないためにどうして有効だと感じたのか。

 その訳は…

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タグ:真下投げ
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