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ヤエ―、について [徒然日記]

 あ、「ヤエ―」って、ピースサインのことだったんだ。

 全く別物のことなのかと思っていた。

 なーんだ。

 「ヤエ―ヤエ―」と動画で表記しているから、なんか、昔の「ピースサイン」という、対向するライダー同士が行っていた挨拶とは、また違うなにか独特な、今時ライダーのムーブメントな決まり事でもあるのかと調べてみたら…

 なんのことはない、呼び方が違うだけであった。

 やっぱり、化石化しとるなぁ、俺。

 ん、こういうのは今時「ガラパゴス化」というのか??

 ガラケーって、つい最近(って、いつの最近??)まで、てっきり女子高生とかが、ゴテゴテデコレーションして「ガラガラしている携帯電話」のことかと思っていた。

 毎日パソコンに向かってんだから、ワンクリックですぐ意味なんか情報得られるっつーのに、興味が無いことにはとんと関心がわかないのであった。

 “ガラパゴス諸島の生物進化のように、周囲とはかけ離れた独自の進化をすること”…か。

 うん、まさしく「ガラパゴス化」だな、これは…。

 「進化」しているとは言い難い気もするけれど…(^^;

 
 梅雨のため、まとまった時間が取れず、ガレージのないうちではなかなかSR君を愛でることができない。

 サイドバッグも、超不器用な私では、10分20分で付けられる自信が無いので、まとまった時間ができたら…なんて考えているのに、まとまった時間が取れそうなときは雨模様だし、急ぎの用件が入ってきた途端に晴れ間が見えてくるしー。

 うまくいかないなぁ。

 まぁ、神様がバッグはゆっくりつけなさい、慌てるといい事ないぞ、と注意して下さっているのだと思うことにして、ちょっと時間が取れた雨タイム、徒然に記事を投稿することにした。

 ところで私は、「ヤエ―(ピースサイン)」大賛成派、であります。

 子供の頃、お袋に連れられて仙台駅前の「エンドーチェーン」に買い物に行くのが一世一代のまさしく大イベントだったのだが(ほんとーにたまにしか連れていって貰えなかったので)、その時、仙台市営バスに乗ると、同じ路線の対向して走ってくるバスの運ちゃんどうしが手をあげて挨拶しあう姿が、なーぜかすんごくかっこよく見えて、一時期、本気で路線バスの運転手になりたいと思っていたことがある。

 反対車線の向こうから、乗っているバスと同じ色の路線バスが見えてくると、ドライバーさんを見つめて、「そろそろかな、今かな…」とワクワクしながら待ち望み、その互いの手が上がり合うと、「やったっ!!」とバスの座席でお尻をポンポン浮かせて大喜びしたものである。

 隣に座っていた母が、「な、何??」と目を丸くしていたのをうっすらと覚えている。

 今にしてみると、なんでそんな事でと我ながら想うが、その歳では、小さな“一大イベント”のひとつであったのだろう。バスにもなかなか乗させて貰えなかった時代なのだ。

自家用車も長女である姉が社会人になって免許を取るまで、我家には無かったのである。当然、両親も無免許だった。

 路線バスのドライバーになりたい、というのも、ただ、その“ドライバー同士の挨拶”がしたい、というだけの話であったわけだが…(^^;

 まぁ、すぐに他の“夢”に置き換わった気がするけれど。

 

 挨拶、挨(押して)拶(迫る)という意味があるとか昔教わったような覚えがあるが、とにかく、心を開くためのひとつの儀式、と考えてよかろう。

 ウチの同居長男は、朝後から起きてきても「おはよう」の挨拶どころか、一言も無い。

 妻と義母にはしっかり「挨拶」しやがる癖に、オヤジに対しては、心を開きたくも無いらしい。

 子供たちのためと単身赴任のサラリーマン生活に別れを告げ、カミさんの実家にますおさんしてみれば、義母と義父にさんざんに甘やかされて育てられた慣習を、手厳しく修正しようとする実の父は、ほとんど家にいなかったくせに、急に帰ってきて文句ばっかり言う「うざい存在」にしかなれなかったようだ。

 確かに、単身赴任中の「空白だった父の威厳」を取り戻そうと、焦りすぎたか、と、今では反省はしておるのだが…

 次男も「俺は大学なんて行かねぇ(だから勉強もしねぇ)」と、さっさと高卒で就職決めて家を出ていってしまったし、大学生でアパート暮らしの三男も同じ県内だというのに寄り付きやしない。あれ、今年顔見たっけか…?ん?正月だけか?あ、ツーリング帰りにバイト先に押しかけてやったなぁ。


 もうこの歳になると子供達にいちいち苦言を呈しそのたんびに口げんかになるのも、人生の時間の無駄のような気がするので、もうひたすら無視を決め込んでいる。

 老いては子に従え、とつぶやきながら…。

 まぁ、ちゃんと働きに出てくれて、休みには義母の畑作の手伝いもちょろちょと(私の手伝いは一切しないが)してくれている長男は、世間一般的には非常に良くできた跡取り息子と思われているのだろう。

 今時は、それぐらいで、満足しなければならないのだろうなぁ。

 それにしても、子供のため、家庭のためとノイローゼになるほど孤独に単身で働いて働いて、正直ボロボロ(精神的に)で帰り着いた我が家であるはずなのに、結局皆からうざったがられなければならないなんて、なんか虚しいなぁ。

 「お小言」だって、自分が気に入らないからじゃなくて、お前自身がそのままじゃ困るだろ、という意味合いで行ってきたつもりなのだがな。

 まぁ、俺だってそんなふうには受け取れはしなかったけどね。ガキの頃は。

 なんか、自分がこういう扱いを受けてしまうと、仙台に居るオヤジをもっと大事にしてやらんといかんという気持ちに沸々となってしまう。まさしく「子をもって知る親の恩」ということなのだろう。昔の人は、良いことを言うものである。。

 しかしあぁ、カミさんの実家で「ますおさん」では、どうしても「異邦人」感がつのり、カミさん直系親族のグループプラス俺、的存在感しか得られず、なんか、寂しいとまでは言わないけれど、所在無い感が募ります…

 他のご家庭の「ますおさん」ご主人は、いかな境遇なのであろうや。「ますおさん」同盟、つくりませんか?

 

 あぁ、ツーリング行きたい。どこか遠くへ…

 よほど、ツーリング先ですれ違うライダーたちの方が、「ヤエ―」と挨拶してくれまんがな。癒される…

 しかし、その分、返してもらえない時は、けっこう、落ち込む。

 訪問、niceをいただくブロガーさんに26万キロの走行距離のハーレーにお乗りの女傑さんがいらっしゃるので、ちと言いにくいのだが、アメリカン、というより、ハーレーにお乗りのライダーさん達は、まずほとんど無視されてしまうような気がするのだが… 気のせいか??

 youtubeとかで「ヤエ―」で検索すると、けっこうアメリカンは「ヤエ―」しないと訴える系の動画があるけれど、なんか、そういう、「ヤエ―しない同盟」みたいのを結成していらっしゃるのかな?アメリカンバイクにお乗りのライダーさんたちは?

 しない方が良いならしないのだけれど、どうなんだろう?

 でもバイクのジャンル別での「ヤエ―率」には変わりがない、とする動画もあるし、たまたまなんだろうなぁ。

 アメリカンのライポジの方が、絶対「ヤエ―」しやすいような気がするんだけど、リターンして以来、けっこうな数の「ヤエ―」してきたが、かえってセパハン気味のスーパースポーツフルカウル系のライダーさんたちの方が手をふりふりしてくださるような気が確かにする。

 たまたまなのか?まぁ、そういうバイクに乗ってるライダーさんたちは、箸が転んでもおかしい年代の若い方々が多いからなのかな。

 確かに還暦直前のこの歳になると、無邪気に誰にでも「ピース、ピース!」と指をおったてるのもなかなか勇気がいるもので、こちらから積極的にしようとはしにくいのだが、でもされたらすぐに絶対返そうと、向こうから走ってくるバイクの影が見えた瞬間、左ハンドルからほとんど手は浮かし状態になっている。

 んで、「ヤエ―」されたら、すかさずベテランライダーの威厳というものを魅せてあげましょう(どんな威厳だよ)とばかりに、鷹揚に左手の人差し指と中指を二本くっつけピシッとおったてて、右肩の前、ヘルメットのやや脇あたりにかざし、「ヤエ―返し」を完了させるのだ。ヘルメットも、気持ち左に傾けながら…(あ、けっして見下しているわけではありませんよ)

 タイミング決まると、快感!くぅ~っ、嬉しいねぇ~。

 あ、そうか、自分で書いていて今頃気づいたが、アメリカン系にお乗りのライダーさんたちも、けっこうもしかしてベテランが多くて、実は「ヤエ―」されるのを待ってくれている人も実はそこそこいらっしゃるのか?

 アメリカンは「ヤエ―」しないから、初めからしない、人が増えてくると、当然、「ヤエ―してくれたら返す」つもりの方も返せない、すると、どうせ俺らにはくれないんだから、もう最初っから「ヤエ―」のことは考えない、てなパターンか??

 アメリカンバイクの、「ヤエ―賛成派」のライダー諸君!

 どんどん自分から「ヤエ―」しないと、アメリカンはヤエ―しないとひとくくりにされてしまいますよ~。

 そんなの偏見だ!俺はホンダレブルに乗ってるけど、ちゃんとやってるぞ!という方、すみません、私も、特に返されなかった感じがするのはあくまでハーレーに乗ってる方で、他のアメリカンの方はおおよそ平均値と変わらない気はしております。

 え、ヤエ―なんてくれない方がうざくなくていい、なんて方もいらっしゃるんですかぁ?

 私は、そう決めつけちゃうのはちょっとさみしいなと考えちゃうんですがねー。

 確かに、「おまえ、馬鹿にしてんのかこら」とついその後姿をにらみつけたくなるようなふざけた出し方をするライダーもたまにいるから、やはりこれは、あくまでマナーを守って安全に、そして押しつけがましくならないようにすべきである。

 全くもって、これは強制するものではないし、確かに、絶景を眺めている時に反対車線から「ヤエ―」「ヤエ―」するライダーが集団で立て続けに来られると、「ちょっと、勘弁してよ」と感じる時も確かにあるから、人それぞれだとは思いますよ。

 まぁ、エレベーターのドア前で、全然知らない人でもすれ違う時に何気に会釈してみるようなものでしょう。

 

 大事なのは、無視されても気にしない事である。

 

 さぁ、今後も「ヤエ―返し」が遅れないように、西部劇の早撃ちガンマンよろしく、後だしでも追いつく左手の「ヤエ―動き」に磨きをかけるぜい!

 ところで、なんでヤエ―(Yaeh)、なのかと調べたら、なに、イエー(Yeah)のスペルを間違ってヤエ―にしたのを冷やかし始めたのが発端なの、これ。くだらねー

 素直にイエーイ、にしてくれりゃすぐ意味がピースと繋がっただろうに、まー余計な呼び方を流行らせるものだ。

私はてっきり、キャンプライダーが、キャンプ道具を積んでそうなバイクとすれ違う時、「野営(ヤエ―)!!」とかいう意味でお互いの健闘を称えあう特別なサインでも送るのかと考えてしまったではないか。

 我々はどうしても、「ピースサイン」と表現した方がしっくりくるのだが…

 なに、俺は「ヤエ―」の方が慣れた、“我々”などと一緒くたにするな、ですと?

 若いフリしなさんなよー(^_-)

 今の子たちは、左手を高々と振り上げて挨拶してくれる方もいるが、どうも私は、左手を上げると「右折のサイン」と勘違いされないかと考えてしまう。そんなの俺だけかなぁ(俺だけだろな)…

 ので、私は、極力後続車から見えないように、左手を右肩の前、ヘルメットわき20㎝ぐらいのところに持ってきて、指二本たててサインを送るようにしている。

 この形だと、時折勇気を出してこっちからヤエ―するとき、相手に無視されても後続車から「あ、あいつ今無視されやがった、けけけ」なんて笑われなくてもすむかなー、とか考えてたりする(誰も気にしてねーよーおまえのヤエ―空振りなんて…とも思うが、でも俺が車に乗っていたとき、そういうシーンに遭遇すると、すかされたライダーに同情していたけれど。自分の前を走っているライダーが“返さない派”の時は、少し煽ってやったりしちゃったものである…おまえそれはないだろう、てな感じでしたが、まぁ、昔の話なので…)。

 同じSRかな?と感じた時は“勇気を出して”こっちから出してみるんだけど。ヒット率は半分かなぁ。

 なんか、カッコつけてるように見えるのか?

 そもそもその出し方だと見にくいのかなぁ。

 でも昔はほとんどこのやり方じゃなかった?

 東北方面だけか?

 右左折のサインと後ろから間違われないようにこのやり方なんだ、なんてバイク屋のライダー溜まり場で、高校生の頃、大学生ぐらいの先輩ライダーにまことしやかに教わったような気がしたのだが…40年前の記憶だからなー。んー、ちと、怪しい。

 高校生の頃は、まだまだ個人経営的なバイク屋さんがそこらにあった。私がホンダMB5を購入したバイク屋さんは、2車線のけっこう大きな通りに面してはいたと記憶するが、入り口がすごい狭くて入りにくいのだけれど細長くずーっと続いていて、手前が店舗、真ん中あたりから先が工場、で、一番奥は裏手の路地につながっているような造りでした。

 その一番奥の路地に面したあたりに、そのお店でバイクを購入した若者たちがブラブラと、休憩でタバコ吸ってるメカのお兄さんを囲むようにたむろして、なんだかんだとライダー話に花を咲かせておりましたなぁ。

 懐かしいなあぁ~。あのバイク屋のおっちゃん、さすがにもう亡くなっちゃったかなぁ。

 一度、仙台に帰ったとき、記憶を頼りに店を探してみたのだけれど、新しい道路が増えすぎて全くわからなかった。確か長町あたりだったような気がしたんだがなー。我が母校から、チャリンコで行けたしなー。

 

 と、いうことで、渋がって、右肩の前で左手敬礼ピースをしてくるブルーのSRに乗ってる、黒のフルフェイスのおじさんファッションライダーは、たぶん私ですので、ヤエ―よろぴくね。

 ちょっと、今回の記事内容、偏見っぽく感じられた方がいらっしゃったら、ごめんなさい。深くは考えないで頂きたいm(__)m

 

 再見!

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tai-yama

挨拶に見返りを求めてはいけないと(笑)。
族っぽい兄ちゃんでもヤエーしてくれますよ~。
たまに、路線バスの運転手もしてくれることもあったり。
by tai-yama (2021-07-08 23:44) 

再見ライダー青三

あ、秋田県で、茶髪(ノーヘル)のタンデムに全開バリバリで「ヤエ―」(というよりあれはまさしく「イエーイ!!」)されて受けました。すげーアメリカンなハンドル(?)でしたよ。マフラーも…
by 再見ライダー青三 (2021-07-09 00:42) 

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