本州の最北端と最南端に到達して思う事 [ツーリング]
本州、南北の最果てを35年かけて制覇!
長かったなぁ~
紀伊半島の先っぽ行ったの、昭和63年5月3日だって…(*_*;
昭和最後の年だ~。まだ昭和天皇ご存命時だぞ~。
まだ、24歳でした。
独身だったなんて、なんか、想像できない…
息子たち3人、まだこの世に存在していなかったんだなぁ
今回の、本州最北端&最東端到達“リベンジ”ツーリングから帰宅したある日、何気なく部屋の掃除をしていたら、本棚の隙間からするりと落ちてきたのが、この『本州最南端訪問証明書』
以前、しばらく探していて、見つからずに諦めていたのだが、その「諦めていた」こと自体を忘れていたというのに、このタイミングで偶然見つかるとは…!
ちょっと読書量が多すぎて(俗っぽい本ばっかだけど)、本棚はたいてい奥と手前で二重列に使っているのだが(漫画も多いよ(≧▽≦))、おそらく、そのほとんど動かすことのない奥の列の上に、やはり掃除の時にでも、ついポンと置いてしまっていたのだろう。
今回、さすがにホコリが溜まりすぎている感じがして、棚の本を全部一回外に出して、まずもう読まない本はパッキンにつめて「戦力外通告」をし、1軍(前列)と2軍(後列)の入れ替え作業をしながら、棚の雑巾がけをしていたら、ポロリと出てきたのである。
バイクの神様から、「おらおら~、大事なものなんじゃろ~。ちゃんと仕舞っておきんしゃい~」とお叱りを受けた気分である。
ありがとうございます、かみしゃまぁ~ 感謝感謝でございまするぅ~。
このシミの付き具合が、年代を感じさせます…(≧▽≦)
本州最南端に行ったのは、四国一周に向かうツーリングの途中。太平洋沿いをひたすらに、当時のわが愛車、YAMAHAFZ250フェーザーで走り続け、到達したメモリアルプレイス。
それにしてもなぜ、ライダーは “ 端 ” を目指すのか。
まぁ、私なんかは、ただただバイクに乗り続けたいのであるが、そこに、最北端とか、何々岬とか、なんかそういう仮の目標みたいのをくっつけとけば、家族や知人に「旅に出る目的」を説明しやすい、という事もある。
とにかく、“バイクに乗って”どこかに行きたいのだ。“どこかに行きたい”からバイクに乗るのではない。
バイクに乗りたい、から、「バイクに乗って」どこかに行こうとする、のである。リターンしてまでバイクに乗りたいと思われている同志の方々、わかりますでしょ、この気持ち。
ならば、どうせどこかに行こうとするのなら、なんか、記念になるような所、話のネタになるようなところへ行っておこう、と言う感じかな。
そんでもって眺めのいい場所に出くわせば超ラッキー、気分爽快~っ、カ・イ・カ・ン、てなもんだ。
旅、が目的だったら、車の方が楽だし、電車やバスで行く方法だってあるのだ。
なのに、雨風気温に一喜一憂する過酷な状況で移動せざるを得ない状況の方が多くなる、「オートバイによるツーリング」を選ぶのは、単純に、バイクに乗りたいから。
バイク運転が主で、最北端やら、最東端という目的は、実は、従、である。
まぁ、過酷な移動を経て突然の青空に遭遇すると、これまたそれだけで感動ものになるんだけどね。晴天だけのツーリングしかできない、となると、かえって感動なんて薄まっていく一方になってしまうだろう。
バイクで行くということは、その場所の空気、風の音、気温、匂い、風景の色、などなど、「五感」でダイレクトに実感できるのだ。
この、「ダイレクト感」が、他の移動手段とは格段に差が出るところだと思う。
日本海を走ったときは、潮の香りがすごくて、寿司が食べたくなって腹がグゥーと鳴ってしまった。綺麗な海に出会えれば、すぐに道端に停めて、ぼーっと眺める事ができる。
ちょっと、車ではその「ダイレクト感」というのか、「すぐに地元に溶け込む感(?)」が感じられず、「“そこ”に至るまでの“変化感”(?妙な表現だな…)」が得られない。オープンカーでも、やはりバイクにはかなわない。
サラリーマン時代、会社の先輩のユーノスロードスターに乗せていただき、遠出をしたことがあるが、う~ん、それはそれでいい気分だったんだけど(都内の渋滞はきつかったけど…“視線”と“排気ガス”で…)、やっぱ、バイクのオープン感には全くかなわないのだ。
そして、どこにでも連れていってくれる愛しの我がマシンと、最北端とか、最東端とか、一緒に到達できた、というのがまた更に嬉しくなってくるのである。
まぁ、「日本最北端」とか、「日本最南端」を経験しているライダーからすれば、本州ぐらいで、感動してんじゃねーよ、てなもんかもしれないが、とりあえず誰にでも最初というものはある。ひとつひとつ、レベルアップしていく楽しみ、というものがあるのだ。
日本一周も、全部達成してしまえば、あぁ、やっちゃったなぁ、終わっちゃったなぁ、てな喪失感だろう。そら、二周、三周、を目指す、ということもあるが、ファースト・キスの感動、思い出にはかなわないものだ。とにかく、「初めて」到達した、という喜びは、なにものにも代えがたい感動なのであるよ。
ただ、北海道だけは、確かに、「そこ」に「行きたい」場所、ではある。ちょっと、別格。
でもやはり、じゃぁ、飛行機で行って、レンタカーでドライブするか?と聞かれれば、家族で、とかなら話は全く別だが、独りでなら「絶対、しない」と即答するだろう。
やはり、バイクで行くから、意味がある。行きたい場所へ、乗りたいバイクで、そして、愛車のSRで行くから、感動も大きく、満足感が何倍にも増える。
北海道も、何度でも行きたくなるとはいえ、やはり、最初の上陸経験の感動はひとしお強いのではなかろうか。ので、大間ターミナルを目前にしながらも、中途半端に北海道に渡る気になれず、やっぱ、行くときはドッカンとガッツリ行きたい、と思う。
ただ北海道は、一度で全部回れるもんでもないから(そんなことしようとしたら、2ヶ月ぐらい居座らないと無理ですよね?え?、3ヶ月も必要ですか??)、何度でも上陸して、今まで「見たことのない景色」を探しに行かれるのでしょう?
とにかく、私は、その「初体験」直前のドキドキワクワク感でいっぱいなのだ…というか、いっぱい“だった”のだが、このコロナ禍ではなー…。さすがに、ちと、これは動けないなー。家庭の事情も色々あるしー…。
早く安全な国産ワクチン供給されないかなー。
8月中にギリギリ沈静化の兆しでも見えてくれれば、9月上旬に行っちゃうかもしれないけれど、寒くなってくるだろうし、台風も増えてくるだろうしなー。最近の台風はけっこう北の方まで影響してくるのが多いよね?昔仙台で台風なんて、年に一回くるかこないかぐらいだった気がするんだけど…。 たいてい、熱帯低気圧になったサイズで到達するぐらいだったような…。
高校生の頃まで、台風が仙台に到達した記憶って、一度しかない。子供の頃の記憶を失くしているだけかもしれないけれど。
高校は陸上部だったが、サブグラウンドで自主練してたら、顧問が道路脇に自家用車を停めて、「お~い、台風接近中だから、もう止めて家帰れ~!」とお前らがいたら俺が帰れないだろう、という雰囲気で怒鳴られた思い出がくっきりと記憶に残っているぐらいだから、とにかく珍しかったはずだ。その時の校庭から見えた、燃えるように真っ赤に染まる夕焼け空に、雲が強風に煽られびゅんびゅんと飛んで行くように流れていた風景とセットでよ~く、覚えている。
それが今では、北海道でさえ降雨水害当たり前、って感じですもんねー。
昔は、北海道には梅雨が無い、なんてキャッチフレーズ、良くバイク雑誌で目にしていたような…。
とにかく今は諸事情があまりに雰囲気悪すぎて、少々気持ちが後ろ向き、萎え気味なのであります…。早く、コロナ下火になってくれんかなー…。かみしゃまあぁ~~……
弱気になっている気分を一度書いておきたくなって、今回はグダグダと心情の吐露で終わらせ、さて、また次回からツーリング日記の再開をしていきます。
実は、本州最北端に到達した頃、またまた別な体の異変に悩まされていたのだ…!
こ、これは、なんだ……? 〇〇い???
本州最北端&最東端到達おめでとうございます
バイクで・・・すごいですね
次回もお気をつけて
by たぃ (2021-08-16 13:36)
たぃさん、どうも!
このコロナ禍で、なるべく人の居ないところ、居ないところ、と目立たないように動いてきたつもりですが、ここまで感染者増えてくると、流石にねぇ~…。気分的にもノリが悪くなります~。早く沈静化して欲しい~っ!
by 再見ライダー青三 (2021-08-16 15:29)
串本って本州最南端だったのですね(^^♪
20年ほど前、大阪に住んでいた時(バイクリターン前)
に四輪でホテル浦島に行った時に寄ったような気がします。
by ごろすけ (2021-08-16 20:41)
追伸 北海道のことならこのサイト(自分はスマホにも入れてます)
「拝啓、旅人様」https://hi-tabi.jp/magazine/
by ごろすけ (2021-08-16 20:47)
私も、串本という地名は全く記憶にありませんでしたねー。
ホテル浦島って、けっこうそこいらにあったような…?
ネーミングが、ビミョーですけど…( *´艸`)
by 再見ライダー青三 (2021-08-16 20:49)
重ねて、情報ありがとうございますm(__)m
by 再見ライダー青三 (2021-08-16 20:51)
大間は何度か行っているけど、最北端到達証明書貰ったこと
なかったり。今度貰おうかな(笑)。
バイクの神様から最西端と最東端にも行けと言う思し召しが・・・
by tai-yama (2021-08-16 23:46)
最北端の碑の目の前のお土産屋さんで、捜したんですけど、「最北端到達証明書」というものは見つけられませんでした…(T_T)
ので、「札」だけ購入したんですけど、最東端に至っては、灯台しかありませんでしたよ……
by 再見ライダー青三 (2021-08-17 07:30)
見つかってよかったですね。不思議な偶然ですね。
- 今度は○○へ
ということでしょうか。
by ハマコウ (2021-08-17 17:51)
もしかしたら脳細胞のどこかにここいらヘンで失くした記憶が残っていて、本州最北端のお札に会わせたくて、このタイミングで掃除(捜索?)がしたくなったのかもしれません(≧▽≦)
コロナさえ無ければ、すぐにでも動きたいんですが…雨でどっちにしろ乗れませんけどネ~(T_T)
by 再見ライダー青三 (2021-08-17 23:16)
あっしは、バイクにも車にも自転車にすら乗らないのでやすが、
おっしゃる感覚は、なんとなく解りやす。
あっしは喫茶店マニアなのでやすが、美味しいコーヒーが飲みたいから喫茶店に行くのではなく
古い喫茶店に行きたいから、行ってコーヒーを飲む、、、みたいな。
違ったらすいやせん。
by ぼんぼちぼちぼち (2021-08-19 21:19)
いや、同じだと思います。目的と、手段の取り方の好みの感覚、とでも言えば良いのかな? ライダー(自分も含めて)は、何々の端、とか〇〇岬とか、行くの好きだよな~、と思ったので、自分で一度納得しておきたくて、理屈をこねてみました(≧▽≦)
仙台に居たころは、ウインナーコーヒーが飲みたくて喫茶店をはしごしてましたが、何故ウインナーコーヒーマニアになったかと言うと、高校生の時、友人たちと生まれて初めて喫茶店に行ったとき、行き慣れてた1人が「ウインナーコーヒー」とカッコ良くかわゆいメイドさんに注文するのを聞いて、『な、なに!?コーヒーにウインナー(ソーセージ)が入っているのか?まさか別々に出てくるんだよな??』とマジでハラハラしながらどんなのが出てくるのかと期待して横目でガン見し乍ら待っていたら、ただのクリームがのってるコーヒーだったので拍子抜けした記憶が強くて、なんか、その時の期待はずしに復讐したいような気分になってしまって、それから喫茶店に行くとウインナーコーヒーしか頼まなくなってしまったのです。でもあの時、友人たちに真面目に質問とかしなくて、本当に良かった… ウィーン風の、コーヒー、と、後から調べて理解しました。
今住んでいる地域には喫茶店なるものが全く無いので、ちょっと寂しいです…
by 再見ライダー青三 (2021-08-20 17:36)