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SRで気仙沼大島一周! [ツーリング]

 全く、気仙沼の大島が陸続きになっていたなんて知らなかった私は、まさかSRで大島一周ができるなんて考えてなかったから、感動。

 

 
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 良かったですよ、大島!

 
 
 国道45号線の右手にセブンイレブンが見えると、左折のT字路があって、それが大橋を渡って大島に渡る県道218号線。道も真新しい。

 平成31年4月7日開通と、橋のたもとの記念石碑に刻んであった。

 平成ぎりぎりで陸続きになったんだなぁ。

 

 
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 当然、橋もピカピカ。なんか、輝いて見えまする。

 わざわざフェリーに乗って侵入するのもさすがに面倒かなと、連絡船をバックにした写真で気仙沼&大島は、OKしようと思っていたのに、SRで大島に直接渡れるなんて、これはまた嬉しい大誤算。

 新しい橋が架かる、と聞くと、なぜか無性に走り抜けたくなってしまうのは、どういうことか。

 どこどこ最端、とか、〇〇岬の先っぽとか、そういうどんづまりなところも行きたくなるんだけど、新しくできた橋、しかも、いままで渡れなかった島とか、そういう場所が陸続きになる、自分の足でも行ける(実際には、バイクや車になっちゃうとしても)というのがとても感動的な気分になりウキウキしてしまうのだ。

 これはおそらく、私が「カナヅチ」である、ということに起因しているかもしれない。フェリーでも、沈没したらどうしようとか、救助浮輪の場所や使い方を真っ先に確認してしまうし(本当は、乗ってる間、浮輪を身につけたままにしておきたいぐらい)、船酔いするしー…。

 船を使わず、泳がなくても他の陸地に行けるなんて、嬉しくて嬉しくてしょうがない(≧▽≦)

 ので、20代前半の社会人になりたての頃、四国に瀬戸大橋がかかって陸続きになった、というニュースを聞いたら、もう居ても立っても居られなくなって、上司のパワハラにもめげずに長期休暇を取って(つっても確かゴールデンウイークの合間の二日間だけしか休みは取らなかったはずなのだが、当時としてはかなり勇気のいる行動でありました)、まだ長距離恋愛中だった結婚前のカミさんとの逢瀬も捨てて、当時の赴任先の前橋市から、四国一周、8泊9日、2,600㎞の大冒険へと旅立ったのでした。

 本州最南端訪問証明書の発見に気を良くして、あの後も引き続き年末規模のお部屋の大掃除を続けていたら、なんと、懐かしすぎる我が愛車の写真発見!!

 
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 大学生の時初めて買った中型バイクの、YAMAHAFZ250フェーザー。水冷4気筒ツインカム16バルブ45馬力。当時、タコメーターに18,000回転まで表示があった市販バイクって、他に無かったような気がする。レッドゾーンは16,500回転から(だったかな?) 最高馬力は14,500回転で叩き出した。蔵王エコーラインに響き渡るジェットサウンドは、まさに鳥肌ものだった。バイトした金と兄貴からの借金持って、仙台の「赤い男爵」さんにSR買に行ったのに、出たばっかりのフェーザーの、「アキラ」に出てくる電動バイクのような近未来フォルムに若気の至りでノックアウト、ホンダMB5を下取りにして購入してしまいました。

 が、まぁ、今こうして改めてSRのオーナーになれて、あんまし若い頃から空冷単気筒でしみじみとことこ走ったりしなくて良かったかなぁ、という気もする。逆に、最初にSRに乗って、還暦直前にリターンしたとして、代車で乗ったKawasakiのニンジャ250みたいなキツイ前傾のライポジのバイクにはとてもとても乗れたもんじゃない。やはり、若い時には若い時に乗っておくべきバイクっちゃ、あるんでないかい?

 その時、赤い男爵さんのお兄ちゃんに言われた、「SRなんか、歳取ってからでも乗れるよ!こういうのは、若いうちだけだべ!」という営業セリフに惑わされたなぁ、なんて考えた時期もあったけれど、確かにまぁ、全くその通りになってしまった(≧▽≦)

 ただ、SRの400㏄空冷ビックシングルの「振動」だけは、この歳にはマジきつい。よくお邪魔する、SRマニアのユーチューバーの方に振動についてコメントした時、「振動を増やしたい、という方は多いが、減らしたい、という方は初めてだ」みたいなことをコメント返しされてしまって、なんか、「おまえみたいな奴はSR乗りの風上にもおけないぞ」なんて非難されてしまったような気がして、それきり訪問する気が失せてしまったことがあったのだが、SRに乗ってる方はそんな、この振動を気に入っている方ばっかりなのか?? 「鼓動」というか、マフラーから出てくる「トタトタ音」はそらもっと欲しいと思うけれど、手首やお尻が痺れるような“不快な”振動は、できればもう少し弱まってくれた方がありがたい、と感じている方はいらっしゃらないのだろうか。このブログをお読みいただいているSRオーナーの方々、どのようにお感じになられているのか、是非ともコメントを頂きたいものだ。

 大橋(愛称は鶴亀大橋と言うそうだ)の写真を数枚撮影し、この県道をそのまま行けるところまで行こうと思って進んだら、コロナ禍とは思えないようなイモ洗い状態の海水浴場の脇を走り抜け、大島の最南端にある龍舞崎(たつまいざき)までスルーっと簡単に到達してしまった。

 途中、道が細くなって、「ここは、私道か?」なんて感じのところもあるが、気にせず進めばよろしい。

 龍舞崎の入り口はちとわかりにくのだが、この時は誘導のおっちゃんが立ってくれていたのですぐにわかった。

 大島では最南端の駐車場にSRを停め、前日の本州最東端ハイキング(?)でパンパンの腿やふくらはぎに鞭打ち、海を眺めに歩きで向かう。が、あ、暑い…日なたはちと地獄。できるだけ木陰を渡り歩いてたどり着いた、大島最南端にある、こじんまりした灯台がある展望台からの眺めは、暑さをつい忘れてしまうほど気持ちが良かった

 

 
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 海が綺麗である。

 

 
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 やはり、三陸は、バイクを停めて、自分の足で海を探しに行かねばならぬ。

 

 
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 ちょっと薄曇りで、水平線ははっきりとは見えませんでした。

 けっこう長い遊歩道があるらしいのだが、体力が回復していない私は、木陰になっているベンチで少しごろ寝。さほど広くない道なので、他の観光客さんがすぐわきを歩いて行くのだが、かまっていられないほど「がおって(ズーズー弁で、“疲れて”の意味・ちなみに“しょってる”は、カッコつけてる、の意味)」いたので失礼させていただいた。優し気なおばあちゃんと思われる声の方数名に「あらら大丈夫かしら?」と心配させてしまったが、うとうとしてしまったし、いちいち応対しているのもおっくうなほど、疲れていました~…。

 それでも、体力を振り絞ってマップに名称が出てた「乙姫窟」には根性で降りてみた。

 

 
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 ここはけっこう、見ごたえがありましたぞ。

 

 
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 龍舞崎の下をトンネルのように突き抜けているところがあるのだが、なんか秘密の洞窟みたいで面白い。忍者ものの映画なら、この洞窟に小舟を隠しておいて、逃げるのに使う、なんて雰囲気の場所。ちょっと階段がキツイけど、時間があるなら行ってみて損は無いかも。

 

 
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 海が近い。潮の香りが鼻をくすぐるぅ~。海水は、ちと生ぬるかったが…

 さて、軽く昼寝をして、たっぷり海を体感した私、リフレッシュして気仙沼大島を後にする。

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 大橋から見える気仙沼市方面の街並みは、復興を力強くアピールするように光り輝いているようである。

 さらば、大島、そして気仙沼。生きてるうちに、また来れるかな?次は海水浴でお泊まり、なんて感じで来たいものでありまする。

 

 さて、次の目的地は牡鹿半島コバルトライン…のつもりだったのだが、国道45号線から女川方面に入り、海沿いを進もうと思ったのに標識らしいものが無く、曲がり角に気付かずそのままスルーしてしまい、石巻市に入ってしもうた。

 本当は国道398号線に入り、できるだけ海沿いを走って女川町から牡鹿半島に進もうと考えていたのに、まさか「女川方面」ぐらいは標識が出ているだろうとタカを括ってぼーっと走っていたのが悪かった…。

 まぁ、石巻市から進んでも良いわけだが、少し戻り気味になるし、ここまできたら「朝ドラルート」で登米市も寄ってみようかと、「登米市」方面の標識でつい曲がってしまったらこれがまたぐいーんと曲がって北に進むような(つまり逆戻りするような)道になってしまった。

 さすがにこれはまずいと、SRを停めてスマホを取り出しマップを確認してみたらやはり登米市はかなり北へ戻るように移動する形になってしまう。その時点でかなり日も傾いていたので、こりゃ、ちと時間が苦しいわいと考え直し、真西に進んで国道4号線に合流し、仙台の北の方に位置する、泉区という所に住んでいるオヤジのアパートへ向かうことにした。

 あまりに暑く、ちょっとコバルトラインをかっ飛ばすのはきついかなぁ、と弱気な雰囲気もあったので、まぁ、今回の旅はこれにて終幕、かな、としてしまった。

 この暑さは、粘る気持ちを奪ってしまう。

 これからの夏場のツーリングは、マジ、無理のない行程で進まないと体に悪い、どころか、集中力を維持できないと、バイクにおいては致命的な事態になりかねない。

 行程をサラッと書いているが、道の駅一つ飛ばしぐらいで休憩に寄り、水分補給をチビチビしないと本当に熱中症になるんじゃないか、などと自分の体力に自信が持てなくなっていた。

 まぁ、倒れたら元も子もないし、当然家族に迷惑をかけちゃうわけだし、そんな事になったら家族の評価も「極楽とんぼ」から「お荷物」扱いに格下げされかねない[あせあせ(飛び散る汗)]

 さすがにそれは避けたい。ので、自分の健康は自分で守らなければならない。当たり前だけど。

 今回のツーリングで痛感したのだが、訪問先によっては、移動をバイクに頼れない、つまり、自分の足で歩かなければ目的の場所に辿り着けない景勝地がけっこうあるのだ、という、これまた当たり前の事実であった。

 よって、バイクに余裕を持って乗れる、程度の体力だけではまだまだ足りなかった。

 体力、つけるぜ~!

 

 まんず、途中色々とトラブルが発生してしまって投稿終了まで時間がかかった今回の「本州最北端・最東端到達リベンジツーリング日記でありましたが、どちらにしろ雨多かったしコロナひどかったからどこにも行けなかったしなぁ。やっと天気は良くなってきたと想ったら、ここいらは涼しいの通り越して、朝夕はいきなりもう寒いっす。紅葉も始まってきたしなぁ。さて、今度は紅葉を、見にい「こうよう」!

 ではまた。

 再見!

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コメント 7

ぼんぼちぼちぼち

乙姫窟、この暗さに射し込む光がドラマティックでやすね!
by ぼんぼちぼちぼち (2021-09-26 14:01) 

ごろすけ

フェーザー懐かしいですね(^^♪
当時自分は社会人になっていましたがCBR250Fourの中古を購入。
https://bikenekoinu.blog.ss-blog.jp/2011-10-15
スズキ、ヤマハに遅れましたがカムギヤトレインのエンジン。
リアブレーキはドラムでしたが・・・
フェザーは乗ったことありませんがFZR250(丸目2灯)には乗っ
てました(でも写真は無いなー)
by ごろすけ (2021-09-26 22:26) 

tai-yama

フェリーの旅も良いもんですよ。いくら泳げると言っても、
津軽海峡で放りだされたら、泳げない人と大して変わらないですし。
島にかかる橋なら歩いて渡ってみたくなるかも(笑)。

by tai-yama (2021-09-26 23:44) 

再見ライダー青三

ぼんぼちぼちぼちさん、どうも!
 ちと体調不良(つーか、精神不良)で少々澱んでましたが、天気も回復して気分も上向き、またなんとか元気に投稿していきたいと思っております。
 乙姫窟(おとひめいわや)は、気仙沼大島にある竜宮城伝説からきているそうで、浦島太郎と竜宮城の乙姫様がここで逢瀬を楽しんだ、という由来があるそうな? そういえば、大橋渡るとき、浦島トンネルとか、乙姫トンネルとかあった気が…
 
 ごろすけさん、どうも!
 CBR250Fっすか~ 蔵王エコーラインで良くケツにくっつかれてイライラしてましたよ(笑) まぁ、どっちにしろ2ストエンジン車にはかないませんでしたけど…
 フェーザーは、FZRのおかげで生産中止になったはず…けっこう、短い命だったんですよね。おかげで、私はフルカウルスポーツタイプが一時期嫌いでした(^^;
by 再見ライダー青三 (2021-09-27 00:00) 

再見ライダー青三

tai-yamaさん、どうも!
 青函トンネル歩いて北海道に渡ってみたいという夢はあるんですが、海底の地下トンネルに入るかと思うと、やっぱりパニックになりそうで無理でしょうねー(≧▽≦)
by 再見ライダー青三 (2021-09-27 00:11) 

響

離島だった島は橋が繋がっても暫くは島らしい情緒がありますよね。
薄曇りでもすごく美しい海を見ながらとことことツーリングいいなぁ。
by (2021-10-12 17:47) 

再見ライダー青三

返事遅れてすみません!
 最近、ちと、忙しすぎて…(T_T)
 でもねー、三陸は、やっぱ、バイク停めて歩き入れないと、美しい海にはなかなかお目にかかれなくて~。それがまた良かったりしますけどね。ちょこちょこエンジン停めてサイドスタンド、より、どーんとセンタースタンドしてじっくり散策、というスタイルが合うのかな、なんて感じました。
 
PS. 訪問していただいている皆さま、最近忙しくて更新サボってますが、申し訳ありません~。もう少しでバタバタが収まるかと思うので、見捨てないでくだされ~|д゚)
by 再見ライダー青三 (2021-10-14 15:26) 

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