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風圧実験? [SR400カスタマイズ]

 せっかく、サイドバッグのサポートをつけたって、サイドバッグ自体がなけりゃそれこそ「宝の持ち腐れ」

 

 
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 さすが、純正(正確には、ワイズギア製)、全く違和感なくフィットしてくれちゃっている。

 さりげなく自己主張しつつ、もともとこういう外観のバイクだったかのような自然感。

 通常のバッグサポートだと、バッグを付けていない時はなんか貧弱な感じがして、外したくなるような気がするけど、これは逆にこのままにしておきたくなる。

 人によっては「重たい」と感じるのかもしれないけど。

 まぁ、バッグ着ければ見えなくなっちゃうんだけど…さ。

 前側の留め具は、シートの取り外しネジと共用なので、シートを取り外そうとするとサポートの前側のネジも外す、ということになる。

 そのたんびにガタガタさせてしまうのかと思うと、ちょっとうざい気もするが、考えてみると購入してから未だ、試しに一度外してみただけで、シートは全くいじってないから、もしかするとフューズとか切れない限り自分でシートを外すことはなかったりして…? ありえるかも。

 と、いうことで、バッグサポート本来のお仕事をしてもらうために、お隣の街にある「2〇館」までサイドバッグの“視察”に赴いた。

 どうにも、「南〇部品」さんの品ぞろえが満足できない状態だったので、他も見たくなったのだ。

 ネット上でいくらでも安いサイドバッグが売られているが、しかし、最初はやっぱ自分の目で直に見て、触ってみないと、バッグというものは使い勝手が全くわからない。

 とりあえず、一個だけでも比較対象になるものを知っておけば、他のバッグのサイズやら、取り付け状態もおおよそ想像しやすいはず。

 で、さっそくリアボックスを装着したSRでさっそうと繰り出したわけだが、途中、時速60~70㎞ほどで走っていた道中、カナブンみたいのに“襲撃”を受けた。

 夏用のメッシュジャケットの、暑いのでオープンにしていた胸元に体当たりを喰らってしまったのだ。

 い、いでぇっ!!

 虫がぶち当たると、こんなにも痛いものだったっけ!??

 喉と鎖骨の境目ぐらいに直撃されて、後で停車した時確認しようとしたら、当たった場所がすぐに「あ、ここか」とわかるほどに、うっすらと赤くなっていたほどだ。

 なんかすげーでかく感じたから、もしかしたら小振りのカブトムシだったのか!?

 でもあの色目はカナブンだよなぁ。ヘッドライトに誘われて寄ってきたかな??

 時速60~70㎞で、この“威力”かよ。

 高速道路でぶち当たったら、いったい、どうなってしまうのか?

 もう、意識は、サイドバッグよりその“対処方法”に向いてしまったのである。
 

 バッグ系の品揃えは、私が行ったところでは明らかに南〇部品さんよりも、2〇館さんの方が良い。

 逆に、オイルとか、クリーナー系は南〇部品さんの方に軍配が上がる、かな?

 他の地域のお店に行ったら逆かもしれないけれど。

 ちょうど、ネットで「欲しいものリスト」に入れていた商品がまさしく置いてあったので嬉しくなってしまった。




 こうなると、俄然、「2〇館」の方が“私にとって縁起の良いお店”に感じられてしまう。

 バッグが置いてある列のすぐ裏だったかな?にさまよいこんでみたら、ちょうどシールド・スクリーン関連のブースだった。

 と、そこに、またも更にちょうど良く、SRも含まれた取り付け例のバイク写真が載っている、商品説明用紙が挟まったビニールにくるまれた一個のスクリーンが、なんと「SR400・500用」と書いてある別売り取り付けステーと一緒に並んで、鎮座ましましていらっしゃるではないか!

 デイトナの、ブラストバリアーXのスモークタイプである。


デイトナ スクリーン ブラストバリアーX スモーク 71539

デイトナ スクリーン ブラストバリアーX スモーク 71539

  • 出版社/メーカー: デイトナ(Daytona)
  • 発売日: 2012/05/09
  • メディア: Automotive


 う~ん、カナブンにぶち当たり、こりゃ、シールド・スクリーンはやっぱ必要か?と考えさせられたタイミングで最初に寄った店に、神様が「買いなさい」とばかりにお膳立てしてくれたような発見をしてしまえば、こら、買うしかあーりませんがな。

 私は、こういう“縁”(つーか、ただの偶然?)を大事にすることにしている。

 偶然が運命に感じるぅ~♪ (ザード風に…)ので、いつもは神経質的に慎重な癖に、家族が「な、何っ!?」と驚くような行動や買い物を時々してしまう。

 たまたま何気なく寄った「赤い男爵」さんに置いてあったKawasakiエストレヤに一目ぼれ、三日後に購入決定、30年ぶりに中型バイクオーナーに“復帰(リターン)”したときもまさしく、だった。 

 さすがに、「いやぁー、ホンダリトルカブがやけに成長しちゃったなぁ?」なんて言い訳は全く通用しなかった。

 と、言うことで、ブラストバリアーX君も、我がファミリーに加わることが決定。

 商品の袋についてる解説とか読むと、「X」じゃない方がもう少し大きくて風防効果があるようなのだが、あんまし大きくてもなぁ、と考えて、「見た目」と「性能」がちょうど半々のこの「X」タイプが最初(で最後かもしれないけど)につけるのはちょうど良いかなぁ、と決断した。

 更に見た目重視のタイプで、メーターバイザーみたいのもあるらしいのだが、なんかただの飾りっぽく(実際そうなんだろうけど)て、風をあんまり防いでくれなさそうだし、もともとあの親指の爪っぽいデザインが好みではないので論外。

 店員さんのお話では、取り付けも30分ぐらいで、取り付け工賃2,750円で付けてくれるというから、さっそくお願いしてしまった。無精者でございます。

 でもさぁ、自分で付けて、高速走ってて外れてメットにぶち当たってきたりしたら大変じゃん…。

 ということで、プロにお願いできるところはどんどんお願いするのであります。


 
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 じゃじゃん。

 

 
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 どうよ~。かっこえぇぜい!

 

 
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 ただののっぺりしたデザインじゃなくて、左右についたウエーブが私にはとってもかっこよく感じられるのである。まぁ、ここいらへんは好みが分かれるのかもしれないねぇ、SRオーナーにおいては。

 メットもジェットじゃなくて安全を重視してフルフェイスだし、どちらかと言えば「機能性重視(つーか、安全・快適そして手抜き重視?)」の性格なので、スクリーンはやっぱりしっかり風圧を和らげてもらいたい。ので、こんな「流線型」的なシルエットのタイプが私は好きなのだ。

 生まれて初めて自分の稼ぎで買ったクルマも、「流線型トヨタセリカ」だったしな…

 その後の、「流“面”型セリカ」はさすがにやりすぎだろうと感じたが…

 でもバイクはクラシックなのか?と言われると、まぁ、これは全くそれこそ“好み”の問題である。

 しかし、逆に、シンプルな空冷単気筒、というシステムは、バイクという乗り物の「機能美」の原点とも言えるはず。まぁ、どんな屁理屈並べても、SRというバイク自体が「カッコつけて」乗るもんだろ、と言われれば全くその通りだよなぁ、とももちろん思っておりますよ。

 ツーリングだけ考えりゃ、他によっぽど乗りやすい中型バイクが山ほどあるのだし。

 だいたい、俺自身、大学生の時キャンパスで、ジェットヘルをかかえた白いTシャツにジーンズ姿(はましょーの歌詞みたい)の名も知らない学生が、ショルダーバッグを斜に掛け直してSRに跨りキック一発、エンジン音を響かせながら走り去っていく一連のシーンが「かっこよく」て「かっこよく」て、「よし、俺もあれに乗ろう」と一念発起、中型免許を取得したのであった。

 の、くせに、仙台の「赤い男爵」さんにSR買に行ったら出たばっかりの同じヤマハのFZ250フェーザーを、店員さんのお勧めに乗せられて購入してしまったのであるが…

 やっぱ、カッコいいバイクが、カッコいい、よ、ねぇ。

 出たばかりの頃のFZは、流線型カウルの近未来的シルエットでマジにカッコよかったのだ。

 人間とは、“矛盾”のかたまり、しかもその頃は、若かったのである。

 その時の店員さんの、「SRなんて、“歳とってから”でも乗れるよ!こいつ(フェーザー)は、今だけだぜ!」なんてセリフにほだされちゃったなぁ、なんて後で考えた時もあったけれど、実際、この還暦直前のトシで本当にSRのオーナーになってみて、うん、全くその通りだったなぁ、と感じておりますよ。

 ヤマハさん、ホンマによく、43年間も存続して下さった。ありがたやありがたや。

 初志貫徹、“初恋”の人(バイク)とやっと結ばれましたでございますです~。

 フェーザーも、すごいバイクでしたよ。250㏄クラス世界初(だったよな?少なくとも、市販車では)のツインカム4気筒16バルブエンジン!その吹け上がり方は、キャッチコピー通りまさしく異次元感覚! 

 蔵王エコーラインに響き渡る、マフラーから飛び出すジェットサウンドにいつも鳥肌を立てていたものだ。「うおぉっ」と雄叫びをあげコーナーを攻めながら。

 でも確かすぐFZRとかのフルカウル系に置き換わり、マーケットからは早めに消えちゃったような気もしたけれど。

 学生から社会人まで、7年間連れ添いましたが、伊豆一周ツーリング、四国一周ツーリングと、数々の思い出を作らせてもらいました。

 長距離は、ちと辛いバイクではありましたが…(笑)

 さすがに、もうとっくに廃車になってるんだろうけどなぁ。

 ありがとう、と改めて伝えたい。ホンダMB5、ヤマハFZ250フェーザー、名車達とすごした青春時代はとても良き思い出ばかりなのでした。どっかでレンタルでもしてたら、すぐに借りてまた乗ってみたい~。無理だろうけど。

 その後、結婚予定が現実味を帯び始めたのを機にフェーザーを売却、それ以降、夫から父親へと家庭人となり、しばらくバイクからは遠ざかっておりましたが、成長した次男が就職、通勤用に購入し、東京本社転勤のため自宅に置いて行ったホンダリトルカブを、これ幸いとばかりに、ウキウキしながら買い物とかでしばらくぶりに乗り回していた。原チャリとはいえ、やはり、バイクは楽しい!

 

 
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 やっぱりホンダのカブはタフな名車ですなぁ。

 再びバイクに乗る楽しさを思いださせてくれたホンダリトルカブ、全く手放すのは惜しかったけれど、我家は2台を所持するほどの余裕は無いので、下取りにしてKawasakiエストレヤを購入、その後、これぞ最後になるであろう、ヤマハSR400のオーナーとなるに至るわけでありまする。

 俺って、なんかすごい“名車”ばっかり乗り継いでない?

 意外と誇れるかも。

 実は「限定解除」を受けようと考えた時期もあったのだが、学生時代の部活動で、引退間近の最後の頃に練習中指を骨折する怪我をしてしまい、治るのを待っているうち就職活動が本格化、そのうち社会人になっちゃってとても教習所に通うような余裕が無くなり(時間的にも精神的にも)、大型バイクは諦めてしまったけれど、まぁ、SRに乗ってみて、やっぱ、狭い日本、400㏄もあればパワー的には十分かな、と思えるし、取り回しもなんとかなるし(大型バイクこかしたら、立て直せる自信が無い…)、このままSRとともに人生に幕を下ろしていきたいと考えておりまする(だいたい、免許取る金や、大型に買い替える余裕なんてとてもないしさ(T_T))。

 さて、生涯の友、SRに新たに備えられたウェポンはいかなる性能か。

 「2〇館」の駐車場を颯爽と出発。

 街中の道路を車の流れに沿って走る。

 走る…が、あれ?

 なんか、フツーに風が当たってくるんだけど…

 時速60㎞ぐらい出しても、あれ、なんか、前と全然変わっていないような…??

 おいおい、見掛け倒しかよ。

 金をドブに捨ててしまったのか?

 スクリーンの性能なんて、どれもこの程度なんだろうか…。

 走りながら、徐々に後悔感が大きくなり始めてくる。

 SRの振動で、やけにブルブル震えているし。

 ステーで止めているから、この震えはどうしようもないとは想うのだが…

 ちと、気になるレベルの震え方ではあります。

 とにかく、制限速度時速80㎞の自動車専用道路があるので、そこを走ってみた。

 すると。

 60㎞、70㎞ 、80㎞……、

 おぉ、風圧が変わらない!

 時速60㎞で走っていたときに感じていた風圧と、80㎞ぐらいまで加速したときの風圧が、体感的にほとんど変わらないのには正直驚いた。

 想わず「あ、すげぇ!」とつぶやいたほどだ。

 都合よく、追い越し車線に車がいない。ちょっと違法ではあるが、ごめんなさい、90㎞、100㎞…

 90㎞に達しようとする頃から、「ん、少し風圧が強くなってきたな」という感じ。それも、ヘルメットに当たる風が強まっている、という感覚で、胸元あたりはさほど強まった感じはしない。

 で、100㎞近くになると、これはもうはっきりとヘルメットにぶち当たる風圧をかなり強烈に感じるようになった。

 スクリーンで遮られた風と、前方からくる風圧とが重なって倍の圧力になってる、てな感じかな。首が後ろに引っ張られるような、夜のお店のママの指先で、アゴをくいくいと押し上げられるような感じ。なんて、実際やられたことはありませんが。

 ただ、これは前傾姿勢になり、スクリーンの影に隠れるようにすれば当然全く感じないようになれる。SRで100㎞以上は長時間滅多に出さないだろうから、私の通常の走行スタイルで高速道路を走る分には、このスクリーンはすごい有効であると断言できる!

 一言で効果をお伝えしようとキャッチコピーを作ってみれば、

 「時速60㎞で感じていた風圧のままで、時速80㎞でも走れますよ」

 てな感じだろうか。なんか語彙力、乏しい~…m(__)m

 おそらく、時速60㎞未満では、風が巻き込んでさほど効果が表れなかったのだろう。

 とにかく! 

 これは、“買い”である!

 自信をもってアピールしましょう!

 最初はどうなる事かと思ってしまったが、つけて良かった……(^_-)

 これで、高速道路の長距離走行も、今までより“かなり楽に”できそうである。

 

 
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 このサイズ程度のウインドシールドでもこれだけの効果が出るのだから、カッコだけなのかなぁ、なんてちょっと思ってたフルカウルマシンとかの風防も、加速や最高速、高速走行等、カウルの有る無しでかなりの影響が出ているのでしょうなぁ。

 最初っから附いてると、附いていない時との差がわからないものである。

 ちとばかり、目から鱗でございます。

 と、言うことで、長くなりましたので、サイドバッグについては次回にします。

 再見!!

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コメント 2

響

虫の直撃は痛いですよね。
もし日本にヘラクレスオオカブトがいたら刺さるかもとビビります。
南◯部品は自社ブランドがおおいのでバックはあまり選択肢がないですよね。
by (2021-06-26 18:18) 

再見ライダー青三

 響さん、初コメありがとうございます!
 全く、この歳になって今頃無防備に胸元を開けて走る危険性に気付かされました…
 なるほど、南〇部品さんは確かに自社ブランドあるなぁ。どこも、一長一短がありますよねー。
 どうも、ネットでものを買うのには抵抗があって、自分の目で見てみないと、不安で不安で……
by 再見ライダー青三 (2021-06-29 20:34) 

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