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あけましておめでとうございます [徒然]

 ピロリ菌の話を最後にしばらく放置プレイ状態ブログだったので、胃癌で死んだかと思われた読者の方もいらっしゃるかもしれないが、身体はいたって健康であります。

 ということで、今年もよろしくお願いします。

 一度もベンチ入りすることなく高校野球生活を終えた次男は就職が決まり、この春に家を出て独立する事になった。三男は所属していたボーイズチームの卒団式が終わり、高校野球界からはどこからもお声がかからなかったので、今度は頭で勝負とばかりに180度の方向転換、今はまったく野球の「や」の字も無い受験勉強生活に入っております。

 こちらもなんか夢から覚めた…というか、「野球から覚めた」状態で、今では前々からやりたかった太極拳の教室に通い始め、土日は晴れたら庭木の手入れを日がな一日中やっており、花木の剪定が楽しくなってきて、趣味が高じて、というのか、まぁちょっと本格的にはまってみたくなり、庭園管理士の資格の通信教育を受けております。そのうち、ガーデニングとかと講座も受けてみようかなとも考えてます…

 

 小学3年生の頃の次男に、「野球やりたい」と宣言されてから10年間、それまで単身赴任で仕事仕事とほとんど親父らしいことをしてこなかったという自責の念と、生来の凝り性が加わって、野球素人にも関わらず巨人の星の一徹親父よろしくとことん息子達の野球青春のサポートに関わってきた。

 感覚的にはまさしく「突っ走ってきた」という感じなのですが、まぁ、やはり野球は…というか、スポーツは、「持って生まれたモノ」がどうしても“モノを言う”世界なんだなぁ、ということをしみじみ実感させられて終った感じがいたします。

 今ちと忙しく考えをまとめる時間が持てないので、近いうちに総決算的記事をアップして、まぁこのブログはおおよそ終了にしたいかな(…いやでも時々は更新するかも?)と思ってます。

 それでは、再見!


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3.11 [徒然]

 仙台生まれの仙台育ちの私にとっては、生涯忘れることのできない日である。

 去年の夏、父母が住む仙台に帰省し、津波の被害に遭った土地に行って、災害の現状を見た時の衝撃は、脳裏に焼き付いてしまった。

 現在私が住んでいるのは、北関東の海無県の、しかもかなり山沿いの方なので、津波の心配は無いけれど、私の生家があった、仙台市若林区の海沿いでは、海沿いとはいえかなり内陸のはずなのに、車を走らせていた道路沿いに、船底をこちらに向けて大きな船が転がっていた。

 息の呑む、とは、まさにあの瞬間だった。

 底をこちらに向けて横たわっていたのは、湖で彼女と乗る二人乗りのボートではない。遠洋漁業にでもでれそうなほどの大きな船である。

 あの、なんか冗談の画像の様な一コマ。あの時のショックは忘れようがない。 

 あの日、私は病院の検診で、検査室前の廊下の椅子に座り、呼ばれる順番を待っていたところであった。

 住んでいる県の県庁所在地にある、大きな病院だったので、比較的安心だったはずだが、天井からライトの脇についているキャップの様なものが落ちてきたり、異様なきしみ音、割れそうな窓ガラスの振動、人々の悲鳴に、正直、硬直した身体とともに心臓まで一緒に止まってしまうのではないかと想ってしまった。

 病院は停電、当然検診も受けられず、とにかく山沿いの我が家まで帰ろうとしたが、信号も動かなくなっていて、大きな交差点は大渋滞で、普段の3倍ぐらいの時間をかけて帰宅した覚えがある。

 家に帰って、いろいろなモノが散乱している部屋にまずびっくり、その後、テレビに映し出される津波の映像に、それこそ、「これ、新作スペクタクル映画のCG画像だろ?だよな?」と真剣に信じたくなったものだ。

 家々を呑み込みながら田んぼを覆い隠していく津波の映像に、その場所が故郷宮城の名取の海沿いだというアナウンサーのコメントを聴き、「うそ、うそ、うそ?」と何回も呟いてしまったのを今でも思い出す。

 学生時代、良くオートバイを走らせていた、海沿いの道路が消滅している。離着陸する飛行機を良く観に行った、仙台空港の管制塔などの建物が、湖の中に浮かぶお城の様である。

 「うそだ…」そんな言葉しか、口から出てきませんでした。

 幸い、父母は泉区という、仙台でも山寄りの方に震災前から引っ越して住んでいたので生死に別条はなかった(当然、地震自体の被害はあった)が、母の実家は流された。

 山元町というところにあるのだが、仙台に帰省した帰りに、国道6号線など出来る限り海沿いの道路を走って寄ってみたのだが、小学生の頃、良く母に連れられて泊まりに行ったおばあちゃんの家は、土台と玄関先のタイル張りの模様だけを残して、全く消滅していた。おばあちゃんはとっくの昔に亡くなっていたが、存命の、高齢になっていたおばさんは、ディサービスのところに居て無事だったという。不幸中の幸いであった。

 自然災害は、防ぎようが無い。万が一を考えて、出来るだけ被害を抑えるように準備をしておくだけである。

 とはいえ、どんなに準備をしていても、助かる時は助かるし、死ぬ時は、死ぬ。

 その“覚悟”は常に持って、いつ死んでも良い“心の準備”はしておかないといけないのかな、人事を尽くし、天命を待つという心境にいつもなれていたらいいな、と50歳間近の最近はしみじみ想う。

  

 だが、防げる死もある。

 被災し、絶望のあまり、仮設住宅の中で自殺をしてしまう方もいると先日ニュースでやっていた。

 復興支援、「復興政策」とは、何なのだろう。

 政治家と呼ばれる方々は、何をやっていらっしゃるのか。救済策の遅れは、被災者にとっては死活問題だ。自分たちの政界における生き残りしか考えず、保身策に汲々としなんの復興政策も打ち出せない政治家どもは、はっきりいって「いらない」どころか、「殺人罪(殺国罪?)」に値するんじゃなかろうか。

 消費税云々論争する前に、目の前にまずはすぐに助けなければならない人々がたくさんいるじゃないのさ。こういうときこそ、非常“国債”を発行し、まずは財源を確保し、その、国民から預かった大事なお金を有効に活かすための政策を論じ、実行し、とにかくとにかく“困っている人々”を先にしっかりと助けておいて、それから、その“復興借金”を返済するためにこれこれこれだけの財源が必要なので、これだけの出費を抑えます、でもそれでもおっつかないから、本当に仕方なく、消費税をこれだけ上げさせて頂きます、その結果、国の借金はこのぐらいの年月で消滅しますよ、とかいう話になっていくのがスジじゃないのかいなと、あんまし政治に詳しくない私は考えるんだが。

 最近発行される国債は、いくら「復興国債」と銘打っていても、その“使い道”がはっきりしない「借金」であるわけなんだから、これぞ「仏作って魂入れず」政策のような気がするのは私だけか?

 本来、『国債』というものは、今回の様な“非常事態”の時に発行されるべきものではあるはず。こういう“借金”なら、国民も納得するだろうに。

 しかし、国債=「国の借金」というイメージしか浮かばなくなった今では、政府の無能さを更に実感させられる感じしかしない。

 自分達に投票してもらわんがためだけにおこなってきた「ばらまき政策」の、将来の発展につながらない無為無策さをカバーするための財源に当て込むものが【国債】ではなかろう。原発問題も含め、「場当たり政策」に終始してきた結果が、今回の東日本大震災の被害の拡大につながっている様な気がする。

 まずは、“本当に困っている”国民を助けて、それから、未来の日本を見据えた復興政策を打ち出していっては頂けないものか。

 マスコミも、ただ震災の悲惨さを、家族のきずな的な、お涙頂戴とばかりにドラマチックに伝えるだけに終始せず、困っている人が、どんなことに本当に困っていて、こういうことを具体的に解決しなければいけない、その妨げになっているのは、これこれこういう事実、こういう政治家のこういう行動である、という視点まで掘り下げて追及し報道し続けるべきである。私は、最近のマスコミも、“素人”集団に成下がっているとしか思えない。

 野田総理と谷垣総裁が密会していようがしまいがどうでもいいじゃないかね、今は。それで、国会答弁がうまく早く回って、一日も早い行動に反映されれば、とってもよいことではないか。そういう事なら、そういう密会を糾弾しようと手ぐすねひく反対派の議員達を、マスコミの力をもって世論で牽制する、という役割だって担えるはずだ。

 NHKの9時からのニュースで、谷垣総裁が出演していた時、大越キャスターが「別に隠そうなんてしないで、(密会を)堂々とやればいいじゃないですか、国の為になることなら」というような意見を呈していたが、私は納得できたし、この時の大越さんはものすごくカッコ良く観えたなぁ。東大野球部のエースだったというし。

 こういう“姿勢”こそが、真のマスコミの在り方ではなかろうか。

 しかし、自民党の谷垣総裁の顔を、見たくもなくなっている人は、私だけではあるまい、と想いたいですが…

 つーか、小沢議員を抑え込めない民主党も、頼りなさすぎ。どうがんばったって、この非常事態では、4億円もの土地を“私財で”ポンと購入してしまうという事実自体が、庶民の感覚からすると「ふざけんなよ!」と言いたくなってくるというのに、自分の金なんだから文句を言われる筋合いは無いとばかりに、誰がどう考えても胡散臭さプンプンの事件でも、証拠がねぇだろうと、ふんぞりかえって辞職もせずその地位にしがみつこうとするような「倫理観の欠如した」人間に、「たくさんの庶民」が住むこの日本を任せられるのか?

 文句言うなら、切っちゃえよ。小沢本人で新党作ってやらせりゃいいじゃん。

 その4億円を、復興財源にでも充てておくれよ、小沢さんよ。それで、何十人の人生が助けられるのでありましょうや。そしたらば、小沢さんのダーティーイメージは全て払しょくされるだろうになぁ。ハタチの石川遼選手でさえ、獲得賞金を全て寄付してんのになぁ。石川選手はかっこええなぁ。

 

 やっぱ、こうなったら大阪の橋下さんに総理大臣になってもらうしか、ないのかいな?それもまた、あやういような気がするけどねぇ。

 


タグ:震災 傷跡
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