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あぁ、日本海 [ツーリング]

 ちょっと、なめてましたかな。

 東北の、日本海海岸線ルート。

 ま、当然晴天だったから、というのは大前提ですが、それにしても非常に眺めの良い国道が多かったですよ。

 
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 自宅を出、福島県の南会津町から国道400号を使用、ちなみにこの国道は、非常な山道部分が多いので、雪には本当にご注意されたい。不安があるときは、絶対通らない方が良い。私が通ったときも道路のわきに「雪の壁」が残っている山影がけっこうあり、雪解け水が道路を浸していて、「うぉっ!?」と焦ったシーンに何度か出くわした、ので、気温が低い日の早朝とか走ろうと考えている方はご注意を。

 そして、49号線に合流して、一路日本海を目指す。

 高速道路を使うにはどうしてもまだリターン直後なので、バイクに乗り慣れていないという恐怖感があり、下道にこだわったのだが、これは失敗したと思う。この山道ルートで初っ端からかなり神経を使ってしまい、けっこうな体力を削られたような気がする。

 素直に会津若松市あたりから高速乗って一気に海沿いまで出て降りてしまえば、時間的にも体力的にもかなり今回のツーリング全体で余裕が持てていたような気がする。


 教訓その1.高速使える時は躊躇なく使え!

 

 仙台からの帰り道、自家用車ではもう乗り慣れているからと、東北自動車道走ってみたけど、下道走るよりかえって安全だわ。

 今はドラレコついてる車が多いと皆考えているのか、あまり煽られたり幅寄せされたりというトラブルは、まぁ皆無では無かったけれども、片手で数えられる程度(明らかに意図的プレッシャーだべ!と感じたのは2回)で250㌔ぐらい走れたから、何をそんなに怖がっていたんだろうと今頃自分に腹立たしい。

 高速料金は痛いけど、考えてみたら、下道ばっかり使っていたら宿泊が増えてしまう。キャンプで連泊するという強者ライダーならまだしも、ふつーにビジネスホテルとか使う気でいると、いくら安くても4,5千円はかかるだろうし、朝食付きなんて頼めばやっぱり6,7千円いくだろう。なら、そのお金で高速走って一気に目的地まで着いてしまった方が、日数の節約になるし精神的にもかえって楽なことに今頃気が付いた。

 ただまぁ、下道は下道で、意外な絶景に出会えたりするから、んー、それはそれでよかった気もする。高速道路は、「ただ走るだけ」になっちゃうし…。

 理想は、一度目は下道でのんびり走ってみて、次からはすっとばせるところは高速使っちゃう、という感じかなぁ。「次」があればなんだけど…ね。

 んで、日本海。

 まずは、風力発電の風車(?)が延々と並んでいるのには少々驚いた。

 ほんとーに多いよ。新潟や山形はけっこう風力による発電量は多いのかな?

 走ったのは、国道113号線から345号線。その後は主に7号線で、時々海沿いの県道に迷い込んでなるべく海の近くを走ってみた。

 ずっと良かったけど、国道345号線は特に奇岩が多くて、とっても見ごたえのある絶景ルートだと思った。てっきり山形県に入っているのかと思って走っていたけれど、マップで今確認してみたら、まだ新潟県だったんだなぁ。

 長男が富山県の大学だったので、何回か新潟から海沿いの高速を富山市まで行ったことがあるけれど、あっち側もとても新潟エリアは長い。北の方もこんなに長いとは、けっこう、同じ新潟県民とはいえ、北と西ではなかなか会うのは、となりの県まで移動するぐらいに大変なんじゃなかろうか、なんて余計な心配をしてしまった。

 東北の日本海、というより、北陸・東北の日本海沿いルート、と表現しなければ正確ではないかな? あり、新潟県は、北陸じゃなくて、中部地方と呼んだ方が良かったっけ?東北ではないんだよなぁ…?なんて議論が沸きあがるのも、新潟県のこの長い日本海岸線を走ってみて、さもありなん、と思えた。山形県の人からすれば、「東北でいいんじゃね?」と言いたくなるし、富山県からすれば当然「北陸だよ!」と主張したくなるでしょう。

 日本海の海岸線は、新潟県の部分が長いので、山形県エリアは意外とあっさり走りきってしまって、秋田に入る。山形から秋田に入るあたりでの絶景は、何と言っても鳥海山かなぁ。何気に走っていたら(おそらく酒田市の市街地を抜けるあたりのバイパス)大きなスーパーみたいな建物の陰からいきなりどーんと出てきたのでびっくりした。

 周りに他の高そうな山が見えないので、なんか、平野のど真ん中にずどんとそそり立っている感じ。すそ野が広いというのか、横幅があるので本当に大きく見えて、感動しました。しばらく走り続けていても、ずっと右手に見えておりましたので、やはり大きい山だったんでしょうなぁ。男鹿半島からもしっかり見えたしなぁ。

 コロナの影響もあるので、他県ナンバーでうろちょろ寄るのも気が引けるので、エンジンを止めるのはガソリン給油と、道の駅でトイレ休憩のみ。1回だけ道の駅の売店で昼飯代わりのソフトクリームを注文しただけ。かなり腹が減りました…

 泊まりはルートイン秋田土崎。位置的に、秋田市でも北の方なので、男鹿半島方面に行くならベストポジションだったと思います。

 ホテルに到着した時日没直前時間だったので、チェックインして慌ててスマホをもって飛び出し、日本海に沈む夕日を撮影してやろうと海方面へ走ったのだが、残念なことに、港の施設やフェリーなどが浮かんでいてちょうど海の水平線が見えないあたりに出てしまったので、ウロウロしているうちに沈んでしまったあぁ~っ 残念!晴天だったのになぁ~。しかもせっかくのバイクの機動力を使わずに自分の足でどうこうしようと考えたのが失敗。

 チェックインとか、後回しにできることは後回しにして、タイムリーな絶景撮影を重視しましょう。教訓その2。

 ルートインの良いところは、ちょっと郊外の主要道路沿いにあり、たいてい、駐車場がだだっ広いので駐車に困らずツーリングで使用するのに都合が良いことと、朝食がサービスという点だ。繁華街に遊びに行くにはちと辛いが、1人で飲みに行く趣味は全くないし、だいたい下戸に近い酒の弱さ(ビール350㏄缶をたまに持て余すほど)なので、私には全く関係ない。

 サラリーマン時代、営業車で動き回る仕事だったもので、しかも他県に出張とかよくあったから、利用できるエリアにあればまずほとんどルートインに泊まった。サービスの朝食はバイキングだが、ビジネスホテルとしてはけっこうボリュームがあり、メニュー的には必要充分である。ので、朝食で量を摂り、昼は得意先の課長さんとプチグルメして領収書、んで、夜はホテルの部屋でテレビを見乍らビールにつまみ、程度にして食費を浮かしまくり(当然、ホテル代も出張費処理)、かなり蓄えを増やせた美味しい思い出がありまする。

 ので、リターンライダー初ツーリングの最初の宿泊に、ルートインを久しぶりに使ってみて、やっぱり良かったと思っております。 ただ、朝食サービスは良いのだが、開始時間が遅すぎる。6時45分(どこもそうなのか?)は、ちょっとツーリングライダーには、明るい時間がもったいない。理想は夜明け時間には食べられる、なんてのが最高だが、できれば6時スタートぐらいにならないもんかな。6時47分にレストランに降りていったら、入り口に長蛇の列が出来上がっていましたから、他の利用者の皆様も同じ気分であるはずだ。まぁ、コロナウイルス対策で、消毒とビニール手袋をしなければならなかったから、渋滞はそのせいもあるんだけど、だからこそもう少し早めに開始してほしい。

 そして、男鹿半島。

 ここで“めっけもん絶景”は、何と言っても「ゴジラ岩」。

 マニアで有名な話は、なんとなくネット上で目にした記憶がどこかにあったのだが、どこにあるのかなんてすっかり忘れておりました。前夜、ルートインの部屋のベッドに寝転び乍ら、次の日のルートをスマホのマップで“予習”していたら「ゴジラ岩」の表記を走行予定ルート上に発見したので、「おっ!」と思って寄ってみた。何事も、下調べは大事ですな。

 おそらく、事前に意識していなかったらすかーっと通り過ぎていたと確信できるほど、小さな看板しか建っておりません。行ってみたいと思う方はお気を付けて。駐車場も狭いです。

 

 
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 私には、どちらかというとゴジラというよりガメラに見えてしまいましたが… 特に、斜め前から見ると絶対ガメラ。しかし、近くにガメラ岩なるものもあるらしいのだが、ちと歩くには遠そうだったので、行くにはあきらめた。どんなんだったのかなぁ?

 ところで、このゴジラ岩の口の部分に、夕日が重なる瞬間があるらしく、それがまた“絶景”よ、とマップの名所紹介にあったので、次回は是非に夕方に訪れてみたい、当然晴れた日の、ね。

 男鹿半島をぐるり一周しましたが、いやぁ、眺め最高。日本海岸線ルートを走っている間、ずー~っと風が強いのが唯一のネックでしたが、まぁだからこそ日本海側には風力発電が多いのか?

 半島の南側は、すごく高いところを走る海沿いの道路がけっこう多くて、ちょっとこの風にはビビりました。途中、水族館とかありましたが、ここで転倒してガードレールを越えてしまったらまず、いや、“絶対”助からないなぁ、という感じの絶壁道ばかりでした。対向車が見えない時は、なるべくガードレールから離れて、センターラインぎりぎりを走っておりましたな。

 北側は海岸線ギリギリに走る道路は少なかったですが、とても見通しのよいワインディングロードがありまして、気持ちよくスラロームできました。

 あぁ、男鹿半島、また是非「走りに」行きたいツーリング名所であります。

 さて、長くなりましたので、弘前までの道中記後半は、次回。男鹿半島から弘前までの道路沿いにも、けっこうな見どころがあるのですわ、これが。

 再見!

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