SR試乗インプレッション~し、振動… [オートバイ]
足の裏の感覚が鈍くなった感じ。
素足になっているのに、厚手の靴下の上から指で押したような、変な感触になったほど。
それほど、振動は、すごい、の一言!
400㏄単気筒エンジンの振動は、まさしく、“聞きしに勝る”レベルのモノでありました。
でもこれさぁ、ヤマハさん、意地になってませんかね。
大きく変わりゆくバイク業界で、変わらないというスタイルでエポックメイキング的なブームを生み出しているブランドだからってさぁ、この振動の残し方は、いくらなんでもやりすぎではなかろうか。
動画で良く指摘されているお尻が痛くなる現象は、私には全く起きなかったが、おそらくオリジナルシートなら、かなり厚目のサイズなので振動は相当抑え込まれているのだろう。ただ、そのかわり、どうしても腰高な感じはする。
センタースタンドをかけたままキックしようと跨ったとき、立ってる時の高さとそんなに下がったような気がしない、どころか、少し視点が高くなったような感じがして、相対的に「馬に跨ったような」高さの感覚に襲われる。
これは、背の低い女子の方では少々引いてしまうレベルかもしれない。が、サスペンションはたぶん柔らかいので、タイヤで接地するとこれがまぁ、さほど気にならなくなる。
でも、足の短い私では、両足ベタは無理で、片方をベタ足にすると片方は前足底で支えるような感じかな(私の身長は169㎝、体重は75kg前後、明らかに内臓脂肪型体形)。体重の軽い方だと、もしかすると沈み込みも少なくて、もっと苦労するかもしれない。
だが、私はかなり座高の高い方だ。
中学生の頃は、身長順に体育館でクラスごとに並ばせられたりするが、イスに座らせられると、後ろのやつからよく、「おい、青三(もちろん仮名)、前が見えねぇよ」と、にやにやしながらからかわれたものだ。
つまり、座高が高いので、立った時身長順に並んだ順番のまま、教室から持ち込んだ学校イスに座ると、前のやつの頭頂が、ちょうど私の目線だったりする。
それをからかわれるのであった。
私は、けっこうな猫背で、気を付けないとすぐに姿勢が悪くなってしまうのだが、それはおそらくこの頃、後ろのやつの視界をなるべく奪わないようにと縮こまっていたせいなのではないか、と想像する。
この猫背のおかげさまで、ひどい逆流性食道炎にも悩まされるようになったこともあった。
つまり、私は、跨る乗り物ならなんでも足つき性はかなり悪い、ので、おそらく、私より身長が多少低くても、体重が軽くてもまず問題なく足をつけるはずである。
ただし、足つき性悪くても、シートカスタマして他の薄めにかえりゃいいや、とか気軽に考えている方は、やはり、「振動でケツが痛くなる」という問題点を指摘するユーチューバ―の方も多いから、きっとそういう方はシートを薄めにしてたりしてるんじゃなかろうかな? だから、少し気を付けた方がよろしいかもしれない。
また、私のマシンはまだ慣らし中だから高速乗ってないので、もし高速で90㌔とか100㌔出したりすると、もしかして振動がビンビンケツにくるのかもしれない。
これからのレポートを待たれたし。
とにかく今はどノーマルSRであるので、まぁ、1年ぐらいはこのまんまで行ってみて、どうしても改善したい部分だけちょこまか変えようかと考えてはいるのだが、おそらく、私は機械音痴なので、自分ではよほど簡単なことしかやらないだろうな…
とりあえず、今は、ワイズギア純正のリアキャリアとサイドガーニッシュ(サイドバックを取りつける時必要なやつ)を発注しているのだが、5月に入らないと入荷しないらしい。
アマゾンとかでいくらでも売っているのだが、さすがに、アマゾンで買ったやつを取りつけて~、と、お店に持ち込むのも気が引けるので、「赤い男爵」さんにお願いしてしまった。そのぐらい、自分で付けろよ、という方も多いだろうし、実際、ユーチューブにも取り付け動画が山ほど投稿されているが、だってさぁ、高速走ってる時に、リアキャリア外れて後ろ走ってる車に激突なんかしちゃったら大変じゃん…
SRのこの振動を体験してしまうと、私の技術レベルは、そんなパターンを心配しなければならないほどなのだ|д゚)コワヤコワヤ…
昔は、本当にナンバープレートが割れたりするほどだったらしいから(今は、プレートの裏に割れないようなラバー、だか、クッション?を付けているような工夫が施されているそうだ)、そんな体験談を耳にしてしまうと神経質な私はダメダメなのだ。
おそらくスマホホルダーも私はつけないだろうな、心配で。
みんなフツーに付けてるけどね。誰か、振動でネジ緩んでスマホ走行中に落っことして壊しちゃったとかいう経験談ある人、いないのかな?
どーしても私は、そういうマイナス思考なので、不安に思うとまず、やらない。でも結局、そういう慎重さが、まぁまぁ“結果的に良い結果”、に、なっていたような?事が多い気がするので、“直感”にはしたがっている。
もしかすると、“チャンス”をたくさん逃しているのかもしれないけれど…
自分でやった方が、逆にツーリングで遠出した時でも工具さえあれば1人でなんとかできるじゃん、と言う方も多いだろうが、私の不器用さは、ちょっと想像を絶する(壁掛け時計の電池を替える時、電池カバーを開けようとしてぶち壊してしまったときもあるほど)ので、プロにお任せできることは、おそらくこれからも全てお任せするつもりだ。
だから、カスタム好きのライダーの方にはこのブログは全然面白くもなんともないものになるのかもしれない。ごめんなさいね。
でも、とにかくそんな心配をつらつらとし続けてしまうほど、このバイクの「振動」は強い。スタンドを立ててアイドリング中、ミラーをのぞき込んで後ろの景色を眺めようとしても、ブルブル震えていて良く見えないから、結局振り返って自分の目で確認したりする。
いやぁ、マジで乗るたんびにネジのゆるみを確認したくなるほどに気になるレベル、とは言っておこう。
ま、そのうち慣れちゃうんだろうけど、最初のウチは心配になってしまう。
さて、「赤い男爵」さんの駐車場、生まれて初めてヤマハSR400のエンジンをかけ、ギアを1速にぶち込んで、店員さんにほがらかに微笑み返し出発!したとたん
まずビビったのが、400ccのエンジンのトルク感!
普通にクラッチを繋いだつもりだったのだが、体がぐいっと後ろに引っ張られるような加速で、あやうくハンドル操作をバタバタぐらぐらしそうになったが、店員さんの視線を痛いほど背中に感じていたので、とにかく腕力総動員でハンドルを無理無理抑え込んで、お店が見えなくなるところまで、平静を装って走り去った。
友人の400cc、ちと違法だが、先輩が乗っていたSRX600(ヤマハのシングルで、確かツインカムの4バルブだったかな?斬新なデザインのかっこいいやつ)に乗らせてもらったことは何回もあるけど、自分のバイクとして所有したのは今回が初めてなので、しみじみ、やっぱ、250ccとは格が違う、というか、力強さの「桁が違う」という、感じ?
街中の渋滞路をフラフラ半クラッチ多用しつつ移動しなければならない時はかえって持て余してしまう感じだけれど、信号待ちの先頭からスタートしたとき、慣らし中で4,000回転以下しか使わなくても、まず、後続車両にあおられるどころか、ぴったりくっついてこられる時は少ない。たいてい、かなり引き離してしまい、次の信号で速度を落とし始めてから後ろに迫ってたりする感じ。
ので、パワー感は全く文句ないのだが、低速で、2、3速あたりのギアを多用して渋滞の車の流れの中を進んでいる時の、ステップから足の裏に響いてくる振動は、これには最初本当に驚いた。マジで、「なんか、外れかけてるわけじゃなかろうな!!?」と、信号待ちの時エンジン回りを目視確認してしまったほどだ。
乗り出し直後の感想…
やっぱ、SRにしたのは、間違いだったのか…?
なんだこの振動は[?]
「あ、ありえねー!」
前マシンのエストレヤもシングルだったじゃん、と言われそうだが、イや全く、レベルが違うよ、痺れ感の。
エストレヤもそら振動はあったけど、でも「おーおー、単気筒じゃ」と無邪気に喜べる程度のビリビリ感で、「なんだ、こんなもんかよぉ、かわいいもんだぜ」てなもんでいつもウキウキし乍ら運転してたけど、SRの最初の印象は、「いったい、これで長距離ツーリングに出かけたら、身体がどうなってしまうのか??」と、還暦間近のこの肉体を、ちとマジで心配するほどの痺れ方が残った。
ので、25キロほど走って自宅に帰るわけだが、初乗り途中、どこか遠回りしてライディングを楽しむ気にもなれず、最短距離で帰宅してしまった、ほ~んのちょっぴりの後悔感とともに。
さて、この【振動】に対する評価、乗り続けているうちに、どのように変化していくのか。
次回から、仙台帰省慣らし完了ツーリング編、またどうぞ~
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