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SR試乗インプレッション~まずは、キックスタート! [オートバイ]

 キックスタートができずに、「赤い男爵」さんの駐車場から出発することができなかったらどうしよう…

 新しく愛車になるSRを受け取りに、ラストランとなるエストレヤちゃんとの短いライディング。頭の中の心配は、エストレヤを手放す物悲しさよりもまず、それ一色であった。

 だって、あまりにも多くのネット上の動画で、警鐘(?)を鳴らす画像があふれかえっていて、そら、誰だってSRのキックスタートに対して、心配にもなるでしょう。

 あれらの動画のおかげで、SRの売り上げの数パーセントが食われているのではないか??

 「やっぱ、セルがついてないと心配だから、キックだけのSRじゃなくて、こっちにしよう…」とかさ。

 自分のバイクに乗るのに、“試乗”って表現もヘンなもんだが、ユーチューブじゃこんなタイトルの動画が多いから、まぁ、こうした方が読者が増えそうな気がしたもんで。へへ…

 

 結論から先に申し上げると、全く問題はなかった。

 心配は杞憂に終わった、なんて表現より、肩透かしを食らった、とまで言いたい。

 だって、生まれて初めてのSR400のキックスタート、2回目でなんなく成功しちゃったんだもん。

 なんか、つまんねー。

 あんだけ、毎晩布団に入ってからイメージトレーニングしてたのに。

 キックスタートのイメトレしながら眠りについた晩はけっこうあったのだ。

 イメトレし過ぎた~っ

 そらま、キックスタートのバイクに乗るのは初めてじゃないけど、初めてのバイク、原付のホンダMB5は2ストのキックスタートだったし、次男が東京に転勤のため、実家に置いてったリトルカブもキックスタートで、買い物行くときいっつもキックしてたわけだし。

 でもさぁ、50ccと400ccじゃさぁ、違うジャンやっぱり、排気量。

 8倍もあるんだからさぁ、、8倍くらい大変じゃないとバランスとれないじゃん。

 なんかかえって、高校生の時に乗っていたMB5のキックスタートの方がかからなかったような気がするんだけど…けっこう押し掛けもしてたような記憶あるし。良くプラグかぶらせちゃったし。

 FI恐るべし、というべきなのか。チョークもついてないし。

 FI、ふゅーえるいんじぇくしょん、なる機構がついてるバイクには、チョークはいらないってこと初めて知ったよ。「あれ?チョークどこ、チョーク??」なんて聞いたら、店員さんから苦笑いされて教えてもらっちゃったじゃないか。自分がとっても化石感!

 考えたら、車になんかチョークなるものはついてないわな。

 自動車は今時まぁまず電子制御なんだろうから、とっくに必要の無いものであるわけだ。

 フューエルインジェクションは、コンピューターが、気温や湿度、エンジンの冷え具合を自動で感知して、電子制御で最適な混合気をシリンダー内に送り込んでくれる仕組みなのだから、寒い時の始動時、キャブ車でライダーが、いちいちチョークを引いてガソリン混合気を濃いめに調節してやるような作業は必要ないわけだ。

 ふーん。すごいね。

 今時の若僧どもは、そんなの当たり前の状態で、バイクに乗り始めるんだろうな。

 しかし、そのことでつい気になって店員さんに質問したのだが、「バッテリー上がったら、もしかして、エンジン、かからない?」

 「いやそれはもう、はい、かかりませんよ?」と、なんでそんな当たり前な質問をわざわざするのか、といった表情で聞き返されてしまった。

 次の瞬間、質問の意味に気づいてくれたのか、「あ、フューエルインジェクションは電子制御なわけですから、バッテリー無いと当然、動かないんですよ、キックでも」と丁寧に追い打ちをかけてくれた。

 昔はね、キャブ車のキック始動なら、バッテリー上がっててもエンジンかかったのよ。

 下取りに出したリトルカブも、物置の陰にまだ雪が溶けずに残ってるような真冬に、丸々1か月くらいほったらかしてても、チョーク引いてやればキック5,6回目でエンジンかかってくれてたんだけど、FI車では、そうはいかないのだ。

 やはり、週一回は、どんな状況であってもエンジンをかけ、少しそこいらへんを走り回ってバッテリーを充電してやらなければならんのかい。

 かなり、当てが外れた。恥ずかしくて、誰にも言えない。

 私がキックスタートにこだわっていたのは、バッテリーが多少へたってもキックしてやりゃなんとかなんべ、という甘い考えを抱いていた部分もあったのである。

 FIには、それは全く関係ないお話なのだった…。

 つまり、ツーリングで遠出するとき、バッテリーの寿命もしっかりと把握しておかないと、旅先で動けなくなる、なんて恐れも十分あり得るのだ。

 “電子”制御なんだから、バッテリー上がったら、そら、動かんわな。

 こんな当たり前のことにさえ、考えが至らない私は、やはり相当“勘”が鈍っている。現在のモータリゼーションの中では、化石感が更に募る…

 しゃーない、あと少しで還暦の爺ィだ。浦島太郎な状況も当然だべさ。

 恥じることは、何もないのだ。

 わからないことは、わからない。教えやがれ!と、開き直れるのが、けっこう爺様の特権でもある。最近は、ほんとーにカッコつけずにづけづけとすることが平気でできるようになってきたので、前より気楽な生活が送れているような気もするのであるよ。

 ドコモに機種変更で行ったとき、可愛い娘に受け付けてもらっちゃったりすると、昔なら「あのさぁ、ボクさぁ、」とか言いながら髪をさっと払うようなしぐさを交えながらカッコつけたりしてたもんだが、今時は、「お、めんこいコじゃのぅ、こりゃ、今日はラッキーデーじゃ。げへへ、あんた、独身け?ウチの長男の嫁にならんかね、あ、わしの嫁でもかまわんで、げへへ」(げへへなんてほんとは言わないからね)

 独身かどうか聞くのでさえ、「セクハラだぜ」と、堅物の長男からはご指摘を頂いてしまうのだが、こっちゃぁ昭和も中旬生まれ、そんな言葉なんて知ったこっちゃないわ、せくはらたぁ、どこの原っぱじゃ! とばかりに無視して気の向くままにからかっている今日この頃。

 でも、そんなふうに接した方が、きどってた昔より相手もくだけてくれてるようなきもするんだがな。内心は、うんざりされてんのかなぁ??まぁでも、可愛いとか、きれいとか素直に言われて嫌な気分にはならないでしょう?

 行きつけの歯医者の歯科技工士のお姉さま方も、診察に行くと「キャー○○さん、こんにちは!」とか言いながら手を振って下さるぞ。…すごい、嬉しい…。

 その後もしつこくストーカー行為を繰り返すような発言は当然、NGだとわきまえてはおりますぞ。うむ。さらっとね、さらっと。一言だけ。

 かわいいとかうつくしいとか、そんなセリフも、この歳ではするりんと口をついてでてくるわけよ。女性に対して、というより、娘とか、孫とか、そういう感覚での「かわいい」ですので、眉をひそめたりしないでね~。そんなところで自分自身の「緊張」を和らげていかないと、つらい時もあるのよ、私は。特に歯医者さんとかさー。

 行く前に何度「おぇおぇ」っと来てしまうことか…緊張で…

 とにかくまぁ、そう考えると、歳を取るのも悪いことばかりではないと思いますよん。

 なんてまたまた話が激しく脱線してしもうたが、そんなわけで(なにがそんなわけだ?)、SRふぉおー(最近は、この愛称で呼んでいる)との顔合わせは、ゴムをつける前にイってしまっちゃったような“初夜”を終えてしまったわけだが、もう一つの『懸念』は、これはまさしく【想像以上】に、その個性を訴えてきやがった…

 続く

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