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ミスタードラゴンズ立浪和義の打撃指導理論 [打撃論]

 私が役に立ったなぁ、と感じた書籍や指導用DVDなどをつらつらと紹介してきたが、「ポンピュン走法」関連本と、コーディネーショントレーニング」のDVDは、トータルすると結構な御注文をこのサイトからいただいている。

 ありがたやありがたや…

 「野球」がうまくなる以前に、「スポーツ」がうまくなれる…というのか、体を思い通りに動かすことのできる能力、まぁ、平たく言えば「運動神経」を良くしておきましょう、という主旨で「コーディネーショントレーニング」を紹介してきたのだが、いやしかし、もうすでにウチの息子はゴールデンエイジを過ぎてしまった…それではもう遅いのか??

 という結論になりがちだが、いや、人生、いつでもどこでも、その時点で「どうにかしてやる!」と覚悟を決めた瞬間から、新たにまた全てをスタートできるはず。

 考え方を変えれば、習慣が変わり、人生も変えられる。

 …ので、うちの息子はもう運動神経の発達はあんまし望めないなぁ、というご家庭の保護者方は、ご子息の更なる活躍をグラウンド上で観てみたいと願うのならば、今度はそのスポーツ種目の専門スキル上達を直接的に図れるトレーニング方法を見つけていかなければならない。かくいう我が家の末っ子ももう中学2年生の14歳。コーディネーション能力発達のトレーニングに時間をかけるより、筋トレ、パワーアップ、スピードアップ系のメニューに力を入れた方が効率が良くなっているのだろう。

 しかし、最近のウチの末っ子を観るにつけ、ちとコーディネーション能力の中での比重を間違ってしまったか…と感じる事があるのだが、どうにもこうにも「反応」「判断」が悪い。

 学童時代はピッチャーで、一応背番号1をつけていたもので、とにかく「コントロール」を向上させることを最優先に考え、コーディネーショントレーニングの中では、識別能力、バランス能力方面はかなりこなしてきたと想うのだが、その反面、反応能力、変換能力方面、つまり、“反射”を鍛えるメニューは、今思い返せばそういえばあまりやらせてこなかったような…

 “野手”としての能力を高めたいのならば、もっともっと反応能力、変換能力、というジャンルのメニューをこなさなければいかなかったのかもしれない。

 ので、成長著しいライバル君にサードのポジションを奪い返され、古巣のファーストも定員オーバー、で、行く場所が無くなってしまったのであるm(__)m…

 とにもかくにも守備をなんとかせねばと想って自主練習に付き合える時はノックばっかりやっていたら打撃成績が落ち込み、相対的に打撃成績が上向いてきたライバル君達から立ち遅れてしまったのである。

 ので、いまやほぼ“控え”状態の三男君、現状打破のために取り組むべきは、まずはとりあえずなんとしても打撃成績を向上させねばならない。

 と、いうわけで、またバッティング練習のメニューを再確認するために本棚から引っ張りだして見直しているのがこのDVD。

 これは、自宅の駐車場の片隅に防球ネットを張り、息子の為に黙々とティーバッティングのトスを投げ続けるひたむきで献身的なお父さんというプライベート・コーチにとっては、私がコレクションしているあまたの指導者用ビデオの中でもベストにお役立ちDVDだと想っている。     

 それでは内容をご紹介していきましょう。

 

 

 まずは、バッティング。 

 “打撃は水もの”なんて言われてはいるけれど、ベンチ入りを“端的に”アピールしたい、というのならば、私は“一番手っ取り早い”のは、やはり「打撃成績」を上げること、なのだ、な、と最近身に沁みて感じさせられている。

 と、いうのも、ウチの三男君、ファーストからサードへコンバートされた話を以前記事にしたが、なかなか守備能力が向上せずチームの脚を引っ張りかねないので、自主練習に付き合える時はほとんどノックばかりに時間を割いていたら、だんだんバッティングの方がパッとしなくなり、逆にそれまでサードの控えだったライバルだった子が急にバッティングが良くなって、相対的にウチの三男の打撃能力が非常に貧弱に見えてきて、先発メンバーから外されてしまうようになってしまったのである(;一_一)ゞ

 チームの脚を引っ張らないようにとノックで守備力を鍛えていたらバッティングがパッとしなくなりライバルにポジションを奪われてしまうとは、親としたらまさに砂を噛むような忸怩たる想いである。

 

 良く、『打たないと勝てない』という人がいる。

 が、ヤクルトの宮本選手の様に、『0点に抑えていれば、少なくとも負けない』とおっしゃる方もいる。

 私はどちらかと言えば宮本選手に共感を覚える。

 9点獲られても、10点獲れば勝てる、だろうが、10点獲っても、11点獲られたら負ける。

 『打たないと勝てない』というセリフは、必要最低限の“守備力”を構築したうえで発言しないと、砂上の楼閣のようなはかない負け惜しみになりかねないと想うのである。

 スコアブックを見直してみれば、失点しているイニングにはやはりE(エラー)、加えてB(四球)の記号が良く見受けられる。3点以上入っているイニングで、すべてH(ヒット)だけで得点を賄っているケースは非常に少ないのではないか?

 つまり逆に考えてみれば、ヒットは打てなくても0点で済むが、エラーすると失点の恐れがあり、マイナス1点、ヘタしたらそれ以上のビハインドを背負わされる可能性がある。ので、とにかくなんとか守備でチームに迷惑をかけないようにとひたすらノックバットを振ってきたのだ、が、……m(__)m

 背番号が「5」から「3」にもどされたが、スターティングメンバー発表では名前を呼んでもらえず、二桁番号をつけている左の準エース君や右の大砲君がファーストで先発し、自分はベンチスタートであるのを、帰りの車の中では「屈辱だ」と珍しく悔しさをあらわにはしていた…の、だが、そのくせ、その「悔しさ」を人前では前面に押し出すような事がうまくできないので、なによりそれが一番困ったところだ。

 正直、守備力だバッティングだ走塁だ判断力だという前に、この“引っ込み思案な性格”が、スポーツにおいては最大の問題点である、のだろうなぁ~…。

 先程、コーディネーショントレーニングで言うところの反応能力や変換能力をもっと鍛えておけば良かったという話をしたが、当然、それだけ鍛えてりゃなんとかなるなんて甘い考えを持っているわけではない。

 それこそ、“持って生まれた”性格だけは、こればかりは神様の贈りものであるのでいかんともしがたい。

 ただ、その性格を良い方に出せるか、悪い方に出てしまうか、という“環境操作”はある程度できたのかもしれない、と今では想う。

 勇気と無謀、慎重と臆病は紙一重。

 “強気”な性格を発揮して、一か八かとホームに突っ込んでセーフになれば勇気があると言われるプレイも、アウトになれば解説者に「今のは“無謀”でしたね」と評価される。石橋を叩いて渡る慎重さも、せっかちな人からすれば「臆病者!」とそしりをうける。難しいね。つまりは、結果が全て、という事なのだろう。

 親しいコーチさんからも「いいもの持ってんのに、アピールが足らないんですよ、アピールが」とさりげなくアドバイスをいただいているのだ、が…なぁ~。

 親がいくらカリカリしても、野球やるのは本人だからなぁ。どうやったら、「殻」を破ってもらえるものか。「ほんの少しの“無謀さ”」をプラスするだけで、がらっとプレイが変わるような気がするんだがなぁ。

 厳しく接することにより、メンタルを鍛えられると想っていたが、ウチの息子には逆効果、だったのかもしれない。ただし、私よりも厳しそうな親父コーチさんはたくさんいらっしゃったし、それを乗り越えられるかどうか、というのも、やはり“持って生まれた”モノ、なんという表現を使えばいいのか、“性質”というものは個人個人で千差万別、おそらく、結果どうなるかなんて誰にも予想なんてつかない事だ。 

 メンタルが大事大事、といいながら、正直、どうやったら強気な性格にできるのか、メンタル的にタフになるのか、なんてわかりません。それに、野球というスポーツでは「臆病」に見えるかもしれない性格も、社会に出たら「慎重」で「手堅い」という評価を受け、「耐え忍ぶ」能力は優れているのかも…?…知れない、し、さ。

 いずれにしろ、もう余計なことは言わないようにして、なるべくほっとくようにはしている。そうしたら、最近はむこうから「反応を良くするトレーニングって、どうすんの?」と聴いて来たり、「ちょっと、走ってくらぁ」などとボソッと言って勝手に走りに行くようになってきた。押してもだめなら、引いてみな、とはこのことか?(^_^;)ゞ

 まぁとにかく、今現在は、「悔しさ」を感じ、それを挽回してやる、といったように、「強く想う気持ち」が何より一番大事なのであるぞ。早く気付いておくれ、三男よ。

 日本人最高のバッターであるイチローだって、200本安打を達成できるかどうかという時期になると、バッターボックスに入る前に吐きそうになる、と言っていたし、ヤンキースの黒田投手も、ニューヨークのマンションの部屋にベランダが無くてよかった、と言っていた。それはなぜかというと、ヤンキースに移籍したばかりの頃、なかなか勝てなくてメディアから叩かれ、ベランダがあったらそこから飛び降り自殺をしていたかもしれないから、なのだそうだ。

 つまりは、生まれつきそんなに図太い性格をしている人間などそうそういないのだ。なので、反射、判断能力のスピードをあげる練習をしておけば、ある程度、強気に行けない性格のサポートにもなっていたかもしれなかったな、という意味でも、コーディネーショントレーニングにおける「反応能力」「変換能力」あたりのメニューもしっかりやらせておくべきだったかと想っている、という事を先程言いたかったわけである。

 みんな、強気を“装って”いるだけなのだ。顔に出すか、出さないか。そこが問題なのである。武士は食わねどつまようじ、どんなプレイヤーも、やせ我慢しているのである。

 それに、「図太い」というのは、「鈍感」という言葉に置き換えられやすい。そして、“鈍感”な奴は、上達が遅いという指導者も多い。

 “恐い”から練習する。失敗を恐れるから、考える、影で努力する、というプレイヤーの方が、最終的に一流選手になれるのではないか。

 とにかく、なにより一番大事なのは、きっと「あきらめない」という気持ちだろう。

 あきらめたら、おしまい。あきらめなければ、何かは変わる。何かを少しずつ、ひとつひとつの変化の積み重ね。それこそが、とんでもないところまで到達できるための方法であると、確かイチローも言っていた。そういう粘りのようなもの、が、一流選手と平凡な成績で終わる選手との差になるのだろうなぁ。

 それでも、本人にとっては嬉しい事もあったのだ。

 サードの控えに回されたのと同時に、再び「ピッチャー」としての可能性が出てきた。

 なんと三男君、監督さんから「サイドスロー」への転向命令を頂いたのである。

 息子にとっては、サードだファーストだと言うよりも、どちらかというとこの方が嬉しかったらしい?(^_^;)ゞ

 やっぱ、試合に出れなくても、「ピッチャーであること」の方が嬉しいんかなぁ? ま、サイドスロー、もしくはアンダースローについてはまたあらためて記事にしてみたくてうずうずしているので、後ほど…(^_-)

 

 なんにせよ、今回の件で身に沁みて感じさせられたのが、野球、というスポーツでは、どんなポジションの選手でも、DH制のあるリーグにおけるプロ野球のピッチャーで無い限り、全てのプレーヤーに求められるのが「バッティング」の能力なのだなぁ、という事である。

 どんなに“守備の人”とはいえども、打撃能力は、高ければ高いほどもちろん、チームとしてはありがたいのは当然。

 いくら9番だからって、たまに回の先頭打者として打順が回ってきた時に、ポコーンとヒットを打ってくれて上位打線につないでくれれば、これはビッグイニングの期待がどどどんと高まるわけだし。

 ことにアマチュアであるならば、それこそ、まず第一に求められる…というよりも、なんと言えばイメージが近い表現になるのか、…そう、“目立てる”、のが、カキーンと外野へ力強いライナーの打球をかっ飛ばせる、打撃能力ではなかろうかいな。

 守備力で目立とうとするならば、かなりの能力を有していないとなかなか難しいのでは…

 1試合で1度しか守備機会が無かった、なんて場合もあるしね。

 守備が多少、いや、はっきりいって“ヘタ”でも、打撃成績がよろしければ、「ベンチ入り」はかなり有望となるハズだ。どころか、二打席連続で打点を稼げるような、指導者のお眼鏡にかなう勝負強い打撃能力を披露できれば、とにかくまずは打順のどこかに当てはめておいて、ポジションはさほど影響が少ないどこかに入れて、ノックでがっちりと鍛えてなんとかまぁ脚を引っ張らないような守備にさせてやろう、となる可能性大、なのであろう。

 高校野球でも、ピッチャーを打撃能力に関係なく9番に固定するチームもあるが、バッティングが良ければピッチャーでも4番に持ってきたりするケースの方が大抵多いだろう。つまり、守備のポジションよりも「打順」の方を重視しているのだ。

 ので、チト強引な結論なのですが、自主練では、やっぱりバッティング練習をしておいた方が良いですよ絶対。

 ヒットをアウトにする、程の守備力があればそれは理想だが、ノックなどの守備練習でヒットを一本減らしてやる守備力をつけるのにかかる時間と、打撃練習でヒットを一本多く打つ打撃力を高めるために必要な時間では、おそらく打撃練習の方が短くて済むはずだという感覚は、息子の練習に付き合ってきて、余計強く感じるようになった。

 だからまぁ、打てないと勝てない、という表現はつまりは、“守り勝つ”より“打ち勝てる”チームにした方が手っ取り早い! 、と判断する指導者が多い、という事なのではありませんでしょうかいな。

 私の愛読漫画「ラストイニング」の第31巻の中で、対戦相手の大豊高校の大友監督も、ピッチャーの球速が140㌔から150キロに上がると、バッテリー間の到達時間は0.05秒短くなるが、それに対応するためにバットスイングを何秒早めれば良いかと質問するのだが、答えは0.003秒、なのだそうだ。どういう計算でそうなるのかまで突き詰めて調べてはいないのだが、まぁ、なんとなくはわかる。んでもってその大友監督の結論が、「0.05秒と、0.003秒、投手と打者、どっちを鍛えるのが手っ取り早いか分かるっちゃろ?」と豪快に結論付けるのだ。それに対し主人公の彩珠学院高校野球部の鳩ヶ谷監督が「10分の1の努力で10キロアップを打とうぜ、か、使えるじゃん!」と目を輝かせて納得しているのだが、しかし、そんな単純なもんか…???

 そら、“スイングスピード”は「0.003秒」だけ縮めれば良いのかもしれないが、今度は高低や、コース打ち分けの判断力のスピードアップも求められるのだ。そう考えると、「10分の1の努力」だけで「140㎞から150㎞にスピードアップしたライバル高校のピッチャー」を打ち崩すのは甘い考えだと想うんだが…。人間の反射・反応時間には限界があるわけだし、緩急だって余計に打ちにくくなるんだし、さぁ。

 まぁ、漫画はさておき、息子が野球を始めてから10年近く、競技野球の経験が無いながらも野球というスポーツに付いていろいろと観たり聴いたり考えたりしてきたが、さっきも言ったけど確かに、守備能力よりは打撃能力の方が「練習の成果は反映されやすい」ような気はする。というか、やっぱ、“長打”を放つと目立てるのである。絶対。そして、その“長所”を伸ばしてみたいな… という感想を指導者に抱かせやすいのだ。…コントロールが悪くても、バッターがビビってしまうような速球が投げられるピッチャーの方を使いたくなるのと同じ、にね。

 

 …だいたい根本的に、「自宅でやる自主練」という範疇の中で、「守備能力を向上させる」というのは、普通のご家庭ではかなり難しいわいなぁ。

 自宅練習では守備練習ができる条件がなかなか揃わないご家庭が多いだろう。

 守備能力を上げるには、やはり、どうしてもノックは欠かせないと想うのだが、さりとて、自宅の庭でノック練習ができるようなご家庭、もしくは歩いて行ける場所に野球ができるような広場があるよ、というお宅は、現代の日本においては稀少価値でありましょう。

 そんなこと言うと、ウチは庭でノックができるんだが、そう聴くとすごいセレブな豪邸に住んでいるように勘違いされるかもしれないが、もと農家なので休耕地が草ぼうぼうで放置されていて、そこを自分で草刈りして整地してブルペンをしこしこ作っただけのお話である。ので、イレギュラーしまくりで三男はあちこちにアザを作っているし、夏場はほっておくと蚊に刺されまくり状態なので、蚊取り線香を周囲を囲むように10か所ぐらいたいて、我が家では「結界」と呼んでいる空間の中でせこせこやっているのである。

 んで、そのバッテリー間の距離、幅2~3m程度のスペースを使用しての話なので、ほぼ、正面の強いゴロ、もしくはワンジャンプの横っ跳びで捕球できる範囲の打球しか打ててやれない。まぁ、サードは正面の強い打球が多いので、すくなくとも自分の周りに飛んできた打球は必ず捕球できるようにはしておこうと思ったわけである。

 基本はキャッチボールだから、キャッチボールをしっかりやっておけば守備能力の向上にもつながる、という人もいるんだろうが、しかし、キャッチボールだけで守備能力を向上させようとすれば、非常に高い目的意識と、それに伴う遥かな時間がかかるのではないか。それに、「打球処理」にはやはり『慣れ』という要素はかなりでかいと想うのだ。

 ヤクルトの宮本選手などは、「とにかく数をこなすこと。守備はやればやっただけうまくなる」とおっしゃるし、その他の守備の名人と言われるプレイヤーの方々もまず、数をこなせ、とおっしゃる(だから勘違いする指導者が百本ノック、なんてイージーにさせたがるのかもしれないが、あれはあくまで“根性付け”であり、守備能力を向上させるためにやるものでは決してないよなぁ??)。

 守備は質より量(?)なのかもしれない、というと語弊があるので、『経験が重要』だと、考えるようにしよう。実際、ゴロのバウンドも、絶対同じスピード、角度でくることは無いのだろうし、フライだって風で微妙に動きが変わる。

 この一球は、唯一無二の一球でもあるのだ。そう言った意味でも、打球を一球でも多く捕球するのが大事だというわけなのだろう。

 自宅の庭の、せいぜいよくても8畳間ぐらいの、野球というスポーツをやるにはそれこそ「猫の額」の様なスペースで守備能力を向上させようとすると、それはやはりかなりの工夫と真剣な集中力・イメージ能力が求められるのではないか。

 となると、家でできる自主練習メニュー、となると、私には一番パッと思いつくのが、ネットを張ってやるティーバッティング、なのである。つまり打撃練習だ。

 逆に言うと、自宅での自主練は、他の“技術的”な練習は難しいはずなのだ。体力づくりやストレッチなどのトレーニングはいくらでもできるだろうが。

 つまり、指導陣へアピールする「光るモノ」を身につけるには、バットを振るのが一番“手っ取り早い”というか、“効率が良い”んじゃないかいな、というのが今現在の私の持論である。

 前に、打撃は“センス”のあるなしが大きい、と言ったこととなんとな~く矛盾するようだが(^_^;)ゞ、いやしかし、アマチュア野球のレベルであれば、やはり、バットを振れば振っただけ、そこそこの結果は出せるようになるのは間違いないはずだ。ただ、相手投手のレベルがどんどん上がり続けてきても、それに対応し続けられるかどうか、というのは、高校、そしてその先、となると、やはり“持って生まれたモノ”の影響をジワジワと受けるようになっていくだろう、というニュアンスで読んでいただきたい。

 「練習は嘘をつかない」アマチュアのうちとはいえ、1本ヒットを打つために、練習において五百回もスイングすればなんとか打てるようになる奴と、二千回のスイング数が必要になってくる奴とがいるのはこれも間違いない事実であるはず。おそらくそれは、肉体的な条件もあると同時に、「“集中力”や“意欲”の差」というメンタル的な影響もあるとは想うんだが、その“諸々の差の積み重ねの多寡”が、“センスもしくは素質がある、ない”、という表現に置き替わっていくようになるのだろう。

 それでも、どんなに“持ってない”奴でも、三千回もバットを振ればヒットの1本ぐらいは野球の神様が打たせてくれると信じたい(;一_一)ゞ …よねぇ?

 アマチュアの、ましてや中学硬式のレベルであれば、時間の許す限り“真剣”に、とことんバットを振り込めば、どんなに指導者から「センスネェなぁ~…」と嘆かれる奴でも、打率3割、いやいや、なんとか4割ぐらいは打てるバッターに生まれ変われるはずだ。

 そら、“センス”の無い奴が4割打ちたいと願うなら、それこそ自由時間の全てを素振りに注ぎ込むような血のにじむ努力が必要になってくるという事になるのだろうが、全くの“夢”では無いはずだ、ということをいいたいのである。子供の頃に愛読していた、「キャプテン」という漫画のの谷口君を想い出すのだ。

 あくまで漫画の世界の話かな…、いや、そんなことはない、と信じたい(^_^;)ゞもー最近の私は変な宗教にハマった信者の様である。

 世間一般のご家庭ならば、自宅で練習する、という縛りの中でなら、守備能力を上げようとするより、打撃能力を上げようとする方が工夫できる余地が多いのは間違いなかろう。ましてやマンションの部屋やベランダで、中には廊下で、なんて方もいるだろうし、そうするとやっぱり基礎トレ以外だと「ティーバッティング」ぐらいしか出来なくない??

 守備練習の場合のノックと同じく、打撃練習でも時速130kのボールを打つマシン打撃ができれば、それは最高である。

 が、打撃練習のメニューでは、マシン打撃と同じくらいの比重で、いや、倍以上の時間をかけてティーバッティングは行われているのではないか。だいたい、マシン打撃なんてせいぜい二人か三人ぐらいしかできないから効率は非常に悪くなるし。そうなると、グランドの脇のネットに黙々と打ち込むティーバッティングの方が、練習でのフルスイング数の割合は桁違いに多くなるのだ。

 となると、まぁ、素振りは当然として、それ以外の打撃練習としておそらくできるであろう「ティーバッティング」、どんなふうにして効果的な練習をさせてやれるのだろう、と、熱心なお父さんは考えるものであるだろう。

 つーわけで、私もかなりたくさん(大抵の人が、このコレクションを観たら「じぇじぇじぇっ!!??」と驚くほど)の市販されている打撃指導用DVDヴィデオを持っているが、こと、自宅でできるティーバッティングのうまいメニューを紹介してくれる、一番のお勧めの一本を挙げてくれ、といわれたら迷いなくこれをお勧めする。

 以前別のブログをやっていて、そこでこのDVDを紹介したら、今までで一番アマゾンで注文して頂いたのである。好感触のコメントも多数いただきました。このDVDを紹介して、皆さまに購入して頂いて得た収入は、更なる研究の為に必要な書籍・DVD・練習器具の購入に充て、再びブログで紹介させていただいておるわけです。はい。

 ということで、このブログでも一度紹介しておこうかなと想いまして……え?二匹目のドジョウ、ですか? …ま、まさしく…(^_^;)ゞ

 なんにせよ、立浪氏の指導はホント―にわかりやすい。三男君の打撃をなんとか立て直そうと、しばらく本棚の奥にしまってあったのを引っ張り出し、またしげしげと見直しているのだが、その都度、参考になる練習方法やアドバイスの仕方を教えていただける。願わくば、好不調の波の激しいバッティングのウチの息子にも直接ご教授願いたいよ、ホンマ…トホホ。

 参考になった具体例をひとつ挙げると、ウチの三男君、力むとどうしてもキャッチャー寄りの腰が落ち、ピッチャー寄りの前脇が開きやすい癖があるのだが、それを修正するのにバットを“逆手”に握って打つと良い、というアドバイスがあった。つまり、左打ちなら、普通はグリップエンドに近い方が右手、上にくるのが左手であるが、それを逆にして握るのである。

 確かに、自分でやってみると、脇が閉まるのと同時に、いわゆる“バットを立てて”スイングする、という感覚が掴みやすい。というか、この握りでは、ヘッドを寝かせては打てなくなるのだ。

 以前このビデオを観てグリップを逆手に握るという練習の仕方を知り、ティーバッティングの時に実行してみたら途端にコーチさんから「息子さん、最近バッティング良くなってきましたね」などと褒められた覚えがある。

 ただし、それでいい気になると今度は飛距離が欲しくなり始め、すぐ引っ張り癖が出てきて、バランスが崩れ、インコースに投げられるとファールになりカウントを悪くしたりして打ち取られ、ヘタに余計なことを考え始めると次の試合ではカーブに空振り三振なんかしたりする。

 う~ん、まさしくバッティングは水もの。常に動いているので細かい修正が必要になってくるのだ。難しいのぅ。

 

 閑話休題。

 ところで、ティーバッティング、とは、野球の本場のアメリカではそのものズバリ、スタンド“ティー”を使用して行うバッティング練習で、日本の様に投げ手が下手投げでゆるくボールを挙げて(つまりトスして)やりネットに向かって打つ練習は、アメリカではそれを「トスバッティング」と表現するらしい。そらそうだよなぁ、“トス”したボールを打つんだからなぁ。

 んで、日本でいう、「トスバッティング」の様に、投手がバッターの正面から少し離れてボールを緩く投げて、それをピッチャーにワンバウンドするように打ち返す練習は「ペッパー」というらしい。

 これは、本場アメリカで高校生時代に野球をやっていたアメリカ人の方から直接聴いた話だから間違いない。

 まぁ、アメリカでは「トスバッティング」だろうが、日本ではそれがティーバッティング、と呼ぶのが普通な模様なので、このブログでは、ティースタンドを使ったメニューは「スタンド・ティー(バッティング)」と称し下手投げでトスしてやる方は、「トス・ティー(バッティング)」と表現するようにしよう。

 んで、この「トス・ティーバッティング」

 夜に自宅で息子のバッティング練習に付き合おうとすれば、庭の片隅か、駐車場のハジにネットを張って行うティーバッティングが一番多いだろう。庭が広くていわゆる「トスバッティング(アメリカではペッパー)」程度までならできる、というご家庭は、これはかなり恵まれた、うらやましがられる環境であるといえるだろう(ちなみに、私がマスオサンしてるもと農家の我が家ではいちおうブルペンがあり、ペッパー程度ならできるので、かなり恵まれている方だ。ただ、ブルペンに使う面積以外はほとんど草ボウボウなのでボールを紛失する率はかなり高く、経済的には非常に苦しいf(;一_一))。

 まさか、「フリーバッティング」ができるほどの室内練習場がある、というのなら、私のブログなんて読んでないで、ただひたすら息子の為にバッピをやってなさいって。それが最高の“自主練習”であるわいな。だいたい、そのぐらいの広さがあれば、ノックだってできらぁ。

 まぁ、そんな恵まれたご家庭なんぞこの狭い日本にゃそうそう無いであろうと想うのでほっといて、そうなると、たぶんおそらく猫の額の様な庭から、なんとかスペースを子供達の為に捻出して、「ティーバッティング」をできるようにした、というお父さんは、次の段階として、ティーバッティングに使うボールを準備しなければならない(アタリマエダ!!)。

 …そしてまたまたその次の段階はどうなるのかというと、当然、ティーバッティングの「やり方」を突き詰めて考えていかないといけなくなるハズ。

 最低限、想ったところにトスが投げられるようにはならんとあかんだろう。ワシは、息子達には内緒だが、ホームベースのコーナーの位置に、四つバケツをおいて、そのそれぞれのバケツに百発百中、トスが入るように投げられるように密かに練習したものであるぞよ。最初はすぐ手前から、そのうち1m、2mと距離を開けてできるようにした。

 ただ延々とトスだけあげてやり、何千球、何万球と打たせてやれば、それはまぁそれないりに打撃能力は向上してくれるとは想うが、「自宅でティーバッティングができる!」という感動は最初の1か月も続けば良い方で、そのうち、ただ惰性でだらだらとボールを打つだけの時間になりさがり、最初の頃は目覚ましく打力が向上し練習試合などで活躍できるようになったのに、相手ピッチャーのレベルが向上してくるのと反比例してなかなか打撃成績が向上してこなくなった息子に、貴重な時間を犠牲にして練習に付き合っているお父さんのイライラが募り、親子げんかが始まっていく…なんてことになりかねない^^;?どう??ワガヤダケノゲンショウ???

 そんな状況になる前に、最適な打開策(?)を教えてくれるのが、先程紹介した立浪和義氏の打撃理論紹介ビデオ、なのだ(親子喧嘩の回数が本当に減るかどうかまでは責任はもてませんが…)。

 ただし、あまりに知ったかぶりして偉そうなことを言ってると、突っ込まれてしどろもどろになりメッキがすぐにはがれかねませんので、密かにこのビデオを研究しておき、それとなくさりげなくたまにボソッと一言アドバイスしてあげるのが良いでありましょう。

 このヴィデオの中の立浪氏は、こういうスイング・バッティングの癖がある人は、こんな結果になりやすいから、こういう練習をした方が良い、そして、なぜこの練習をするのか、そうするとどういうふうに改善し、そしてどういう効果が得られるのか、をおそらく自分自身でとことん煮詰めて突き詰めて考え抜いた結果の理屈を、私のような野球素人でもなるほどと簡単に頷けるような話で説明してくれている。ホント―に解り易いのであるよ^^

 実際、ヴィデオの中でも中学生と想われる選手たちのフリーバッティングの指導を行うのであるが、指導されるとすぐに良い打球が打てる子がいるのである。御自身が素晴らしいバッターであると同時に、そのバッターのスイングの問題点を発見する能力つまり、指導力も非常に高い、ということなのだろう。

 おそらく、息子と練習する時に、初期のころであるなら、というケース限定であると思うが、同じことを同じように説明してやらせれば、子供達も納得して練習に臨んでくれるようになるハズだ。納得してもらえないようなら、あなたは余程息子の信用を失っていると想って間違いない。まぁ、遅かれ早かれどっちにしろ子供の成長に伴い反抗期が始まれば、そのうち“諍い期”が訪れるのはいたしかたなかろうが。

 ちなみにウチの息子は、父親の話などもうすでに“斜め”にしか聴いてくれない。監督さんの言う事はしっかりと聴いているようであるが…

 まぁ、しゃあないよね、こちらは野球素人、あちらは甲子園出場経験もある投手出身の方だしね~(^_^;)ゞ

 とにかく、このようなヴィデオは特に、私の様に野球経験の無い父親にとっては非常にありがたい。

 そんなんじゃ、受け売りしてるだけじゃないか、と、野球経験者の方はふふんと鼻を慣らされるかもしれない。が、受け売り、と侮るなかれ。受け売りでも、とことん受けに受けて精選して“売り”に出せば、まぁ、素人でもそこそこのモノは売れるようになる?のだ^^;?

 だいたい、素人は口出しなんかせず、チームの指導者に任せとけ、と言われるかもしれないが、でも、練習時間しか野球してたら、他のメンバーと差を付けられるはずもなく、まだまだ中学生、高い意識を持って独りただ素振りだけしても、レベルを上げる努力を持続するのはなかなか難しいだろう。

 ある程度のアシストはしてあげたいと想うのも、まっとうな親心ではないかいな。

 なんといわれようとも、家庭でできる“努力”は、あらゆる方法で工夫してみたいと想うのだ。息子には、「やるなら、とことんやれ」と言っている以上、親馬鹿もとことんやってみるだよ^^;

 そんなこんなで、野球ど素人の親父には(もちろん、野球経験者の方にも)このヴィデオは、間違いなく、力になってくれるはずです。

 お試しあれ。

 ところで、自宅でやるティーバッティングお役立ちグッズも紹介しておきましょう。

 私が非常に助かったのが、背の高いティー用ネットスタンド。

 打球の左右へのブレは、最悪自分の家の窓ガラスを割ったり、車にへこみをつけたりする程度(それも嫌だけど)だが、上に抜けてよそ様に家に飛び込んだり、道路に飛び出して走行中の車なんかにぶち当てたりしたら大問題である。良くある通常のバッティングネットの高さは2mだと想うけど、このネットスタンドは、高さが2.6メートルもあるので安心である。今でこそ滅多に無いけど、初期の頃は、普通の2mサイズのネットだったら、もしかしたら越えてたんじゃないかいなぁ~、と冷や汗をかく打球もけっこうあった。上のフレームに何回かぶち当ててたし…ということは、2mなら完全に屋根の向こうに飛んでいっていたハズだf(;一_一)

 これは軟式用なのだが、硬球でもまぁ家で息子だけを相手にする分には充分な強度である。ただ、やはりフレームに打球が直接当たればかなり変形するので、ウチでは家具を運ぶときなど角が傷つくのを保護するウレタンクッションのようなものをボールが当たりそうな前面部分にまいて保護している。ネットの強度が心配な方は、後ろ側にホームセンターなどでゴルフ用のネットなどを購入し、二重になるように垂らしておけばまず、後ろに勢いのある打球がそのまま抜けていくことはないでしょう。

 ウチでは、庭に余裕があるので、お隣の公民館さんの金網をチトばかり利用させていただき、別の防球ネットを張っている。

 支柱にはそれぞれ二本のペグ付き固定用ロープがあるが、正直バランスをとるのは非常に難しい。ので、私はフックつきの荷台用ゴム製ロープを使い、庭に面しているお隣の公民館さんの金網にネットの後ろ側から引っ掛けて、3方向から引っ張り合いバランスをとるようにしている。これだと充分安定する。息子と二人でやれば、簡単にセッティングできるはずだ。

 ただ、もしもスペースに余裕があるならば、幅7メートルのサイズもけっこう販売されているが、そちらの方が絶対良い。5メートルだと他の練習をしたいと思った時、いちいち移動しなければできない時があり、面倒くさい。張れるなら最初っから7メートルにしておけば、そのままで練習できる。けっこう、2mの差は大きい。

 それから、自分の身を守るための必需品、サイドネットも本当にありがたいもの。

UNIX(ユニックス) 防球ネットフロントサイドネット BX77-82

UNIX(ユニックス) 防球ネットフロントサイドネット BX77-82

  • 出版社/メーカー: UNIX(ユニックス)
  • メディア: スポーツ用品

 立浪氏のビデオの中で、ドアスイング矯正法として、身体の正面方向からトスするのではなく、背中側(つまり、左バッターなら、普段はショートの守備位置方面に立ってトスするが、この場合はセカンドの守備位置方面に立つのである)からトスしてティーバッティング練習するのであるが、これが非常にあぶない。引っ張られたらもろに打球が自分を襲ってくる、ので、このネットに身を隠しながら私はやっている。

 軽いのでちゃちい感じがするけど、硬球が当たっても変形せず、けっこう丈夫でした。もう十数回以上は私の身体を保護してくれております。医療費と「痛み」のことを考えれば、モトはとってる(?)はず。

 そして、使用するボール。

 硬球をそのまま使えればベストなわけだが、欠点は「うるさい」ことである。

 硬球を金属バットで打ては隣近所にかなりの音が鳴り響く。私は町内会の役員をしているが、町内会の会議の席などで、町内の人からちょくちょく「(バッティング練習)頑張ってるねぇ」とからかわれたりする。それは、もしかしたら「うるさいんだけど」というご挨拶の裏返しであろうや?…?(^_^;)?

 ので、硬球ばかり使っているとちと気が引ける時は、パワーアップも兼ねて「重いトレーニングボール」を使用してみたらいかがだろう。

ZETT(ゼット) トレーニングボール(6個セット)

ZETT(ゼット) トレーニングボール(6個セット)

  • 出版社/メーカー: ZETT
  • メディア: その他

 これは、中に砂鉄が入った重いゴムボールのようなモノ。厚いゴム皮のソフトテニスボールの感じなので、打ってもさほど音は出ない。遠くにも飛ばないので、ネットが小さい時にも安心だろう。ただ、外側がゴムとはいえ重いので身体に当たると結構な衝撃があるのでトッサーは気をつけた方が良いかも。ウチでは450gのタイプを使っているが、かなり手首にストレスがかかるので、学童だったら絶対350gの方が良いはず(つーか、体の小さい子はまだ必要ないです)。これを使い始めてから、ウチの三男君、間違いなく飛距離は伸びている。先月あった年内最後の練習試合でも、ライトフェンス直撃弾を放ったそうだ。

 ……まぁ、当たれば、の話、なんですけど、も…(;一_一)ゞ

 それから、試合用のバットでは打たない方がよろしいと思います。まだ実害は出てませんけども金属バットにはあんまり良い影響はなさそうな気がするもので…。ウチではトレーニング用の竹バットで打ってます。

 それから、音対策プラス変化球対策にもなるかという事で。

UNIX(ユニックス) 3色トスシャトル(36個入り) BX81-02

UNIX(ユニックス) 3色トスシャトル(36個入り) BX81-02

  • 出版社/メーカー: UNIX(ユニックス)
  • メディア: スポーツ用品

 ウチでは、色違いのシャトルを同時に投げてやり、投げる瞬間に指示を出してどちらを打つか決定するのだが、例えば「カーブ」といえば赤のシャトルを、フォーク、といえば青いシャトルを打つとか、瞬間的なバットコントロールを身につけるのによいかとやらせている…のだが、同時に二つのシャトルをトスするのが難しくて(^_^;)ゞちと上手に練習できないので、今のところ効果のほどは“?”

 でも、プロなども、トス・ティーバッティングの時に同時に2球投げ、上のボールを打たせたり下のボールを打たせたりする練習をさせていたので、まぁ、もう少し上手に2個同時に放れるようになれば、そのうち効果が出てくるかな??正直、ウチの息子の打撃レベルに私のトス能力ではバットのどこに当たるか予想もつかないので硬球でやる勇気は無い。ただ、シャトルでも速いし、顔面当たるとけっこう痛いので注意。特に目は気をつけましょう。

 2ストライクに追い込まれて投げられた変化球、せめて、カットしてファールで逃げることができれば、もう一回、ヒットを打つ“挑戦権”が得られるわけで、簡単に空振り三振するか、それとも1球粘ってもう一振りできるようになるかは試合の中で3回以上ある打席の中では非常に大きなアドバンテージになるはずだ。

 そういう能力を磨くためには、このシャトル打ち練習は良いかも?と感じて、最近始めました。

 ネット関係と併せてお試しあれ。

 

 はてさて、冬休みに入ったが、中学2年生のオフシーズンって、もしかしたらこの先の野球人生の中で一番大事な時期になるのかもしれない。

 とにかく、もうあれもこれもはできないので、なにはともあれ「バッティング」

 この冬は、バッティンググローブを二つ三つ潰すつもりで頑張れよと息子にはハッパをかけているのであります。本人にも、ポジションとは与えられるものではなく、奪い取るものなのだ、という言葉の意味が、今頃ではあるがやっとこさ身に沁みてくれるようになったようだし。

 学童時代、少ないメンバーの中で活動していたせいか、どうしても、怪我しないようにと大事大事で育ててきてしまったかもしれない。ポジションも低学年のうちから与えられ(ウチのは小学校2年生の秋にはもう公式戦に出てたし(^_^;)ゞ)、レギュラーでいるのが当然のようになっていた感覚をこの機会に根底から全て払しょくし、「俺は、チャレンジャーなんだ」という意識を強く持ってもらえるようにしていきたい。親としては。

 と、言う事で年末忙しいのだが、似たような境遇で、この冬休みになんとかしたいと考えている親子さんの為に、年内に記事をアップしようと頑張りました。参考になれば幸いであります。また、「サイドスロー」に付いては、年明け最初に記事にするべく頑張ってみるです~。

 少しでも日本の野球レベル向上のために役立てれば、サムライJapanが世界王者に返り咲く日も近い?そう信じて頑張るのであります。

 日本国中の野球素人親父コーチの皆さま、あまりでしゃばらないように気をつけつつ、息子の為にサポート頑張りましょうね~。

 こんなブログにちょくちょく訪れて下さり、アマゾン利用して下さる皆様方、本当にいつもありがとうございます。得た収入で更にお役立ちブック、グッズを購入し、また紹介していきたいと考えておりますm(__)m

 それではまた来年。

 良いお年をお迎えください。


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