やはり、逆流性食道炎でした。 [コンディショニング]
飲んできましたよ。
胃カメラ。
最初は、鼻から入れますよ、という話だったと想ったのだが、なんかしらないけど、真ん中に穴が開いたマウスピースのようなものをくわえさせられ、口から胃カメラを飲まされそうになったので、思わずパニックになってしまってむせかえってしまった。
しばらく看護婦さんにやさしく背中をさすられているうちに、記憶喪失。
点滴で打たれていた麻酔が効いてきたのか、眠ってしまったのであります。
…ので、全く、まあったく、「胃カメラを飲んだ記憶」が無いのであるよ(^_^;)?ゞ
気が付いたら、休憩室の天井見上げてました。
「…あれっ?? 俺どうしたんだっけ??」と、最初はここはどこ、私は誰?状態だったのですが、すぐに「あぁ、終わっちゃったんだ?胃カメラ検査…」
と、あまりの手ごたえの無さに、かえって安堵感よりも喪失感、の方が強かったのであります…(@_@;)
う~ん、全身麻酔ってのも、眠ってる間に検査が終わるから、確かに全然苦しまなくて済むけど、なんか、寝てる間に何されてたの? …つー、不安がものすごく強くなるのは間違いないようである。
さて、人生二度目の自分の体の内部の映像や、いかに。
……
結果から言うと、やはり「逆流性食道炎」でありました。
逆流性食道炎の一番ポピュラーな原因は、胃と食道を隔てているハズの「下部食道括約筋」というものがゆるんでいて、胃酸がしみでるように逆流してしまうことであるが、私も全くその典型的な症例。
胃カメラで撮影した、私の胃と食道の境目にある噴門を撮影した写真を見せられたのだが、普通はお尻の穴の様に(失礼^m^)キュッと締まっているはずのところが、小指の穴がすっと通りそうなぐらいの穴が開いている様に見える。
胃カメラを胃から抜いた直後の撮影(つまり、胃や十二指腸の撮影を終え、帰り路の時)だから、その胃カメラの太さ分の穴が広がっていたわけなのだが、お医者さんの説明だと、「健康な人なら、胃カメラを抜いた直後でもすぐに(ここの部分が)締まるはずなんですよ」という事であった。
つまり、筋肉の反射が弱まっている、ということなのか?
写真を観る限り、その緩んでいる噴門の周りがほんの少し赤くなっているのと、食道の一部に少し白っぽい部分があり、それが悩ましい症状の原因だろう、という話であった。
先生からはこの程度なら全然大したことないですよ、とは言われたものの、衝撃を受けたような顔をして写真を眺めていたのか、お医者さんからすぐに「50歳過ぎた年代の方は、こうなる方のほうが多いですから、あまり気にしない方が良い。」と言われた。
つまり、加齢による現象だから、ある意味仕方がない、という慰めをいただいたようである。
加齢。
生き物は、避けようがない現象でありますなぁ。
来年は、私も50歳の大台に乗ってしまう。もう半世紀も活きてるんだなぁ!
それにしても、元気な胃腸で高齢でも元気に生活していらっしゃる方もいるのだから、なぜにこのような現象が起きてしまうのか。
先生からのお話と、インターネット上で自分なりに集めた情報からすると、三つの大きな原因がある。
・猫背
・暴飲暴食
・食べてすぐに寝ること
…
……
………
ぜ、全部当てはまるなー…f(;一_一)
朝から晩までパソコンに向かっているもので、ハッと気付くと猫背になって液晶画面を食い入るように覗き込んでいたりする。当然、視力も悪い。
暴飲暴食は、まさしくそのまま。貧乏性のせいで、食卓に食べ物が残っているともったいないと想ってしまい、食べ続けてしまう。息子三人に食べさせようと無理盛りした食材が、どうしても余ってしまうので、その残飯整理が大変なのである。
で、腹が苦しくなってしまい、酒に強くない体質もあり、飲んだビールも手伝ってクラクラしてきちゃってソファーに寝そべりそのまま爆睡、なんて生活を週の半分ぐらい過ごしてしまっていたもので、まぁまさしく「逆流性食道炎」まっしぐらの習慣であったのだ!
なるようにして、なった。というのが、今現在の心境でございます。
調べていて意外だったのは、「猫背」で病気になることもあるんだ、という事。
確かに、腰とかには悪そうなのはわかるけど、内蔵的にも、猫背になると胃を圧迫し、胃酸を逆流させやすくなるらしい。
ので、最近は「背筋を真っ直ぐ、背筋を真っ直ぐ」と呪文を唱えるように姿勢には気をつけている。ので、私の姿勢は最近非常に良いはずだ。
なんか、姿勢を真っ直ぐしていると、背筋も鍛えられるのか、なんとなく痩せ初めてきたような気もする?? お腹周りがすっきりしてきたような… まぁ、暴飲暴食を控えるようになってきたのが一番だとは思うけどね。
内臓脂肪の付き過ぎ、きついズボン、ベルトの締めすぎなんかも悪いそうである。これまた、胃を圧迫して胃酸が逆流しやすいのだそうだ。
つまり、肥満は万病のもとである、ということなのでございましょうなぁ。
それから、逆立ちなんかももちろんダメで、前かがみになったままの長時間の作業(例えば草むしりとか)も悪いんだそうな。
後は、とにかく「腹八分目」 昔からの健康法として巷間広がっていることわざであるが、まさしく古人の知恵には大切な含蓄があるものなのである。
…私の場合は先生から「アナタの場合は、“腹七分目”ぐらいで良いですよ」と言われてしまったけどねー(;一_一)
はい…
今、気をつけているのは、「うっぷ」というような感覚というか、胃が膨らんで圧迫感を感じそうになったら(「感じてから」では遅い!)直ちに食べるという行為をストップする、ということである。「もったいない」と想ったら、ラップをかけて冷蔵庫に保存し、次の食事の時に食べればよいだけだ。
腹七分目、腹七分目。
そうすれば、胃酸の逆流も抑えられるし、当然、体重も減るわけである。肥満解消にもつながるわけだ。そうすれば、中性脂肪や悪玉コレステロールも減少するでありましょう。
それから、食べてすぐ横になる、というのも胃酸が逆流しやすく、食道炎には非常によろしくないそうなので、アルコールに弱い体質で(なら飲まなきゃよさそうなもんだが、350ccの缶ビール一本ぐらいは飲みたくなるのよねー)、飲むとすぐに眠くなってしまうのはわかりきっているので、今、三男が通っているクラブチームの火・木曜日の夜間練習日の帰りが夜の10時近くなってしまうことを良い機会に、この二日間は一切アルコールを口にしないようにした。
つまり、「休肝日」を週に二日間設けたわけである。くわえて、この日は帰ってからは牛乳以外は口にしないようにし(食事は送っていく前夕方5時半ごろに息子と一緒に軽く済ます)、お風呂に入ったらすぐに寝るようにした。
これだけで、だ~いぶ症状は治まってまいりましたぞ。
薬は続けてガスター20というものを処方されているが、お医者さんからも後は「症状がおさまらないようならまた来院して」つまり、ひどくならなければ薬も飲まなくて良いような話しぶりであったので、朝夕二回を今は夕食後だけ飲むようにしているが、薬を減らしても今では症状はゆるやかに改善している様な感覚がある。
そのうち、二日に一錠、ぐらいにしてみて、お薬からは「卒業」し、生活習慣の改善だけでこの病気をやっつけてやりたいと想っております。
やはり、「生活習慣」なのですな、重要なのは。
猫背にならないように気にして、腹七分目で肥満を解消し、食後すぐに牛にならない。
おそらく、これだけで逆流性食道炎の患者さんの半分以上は治ってしまうはずである??あとは脂っこい物を避けるとか、消化の良い物を食べる、炭酸を控えてゲップをしないようにして、お酒もほどほどに…などという事に気をつければ多分パーフェクト、のハズ。
つまりは、ある意味「贅沢病」でもあるのでしょう、この病気は。
ところで、十二指腸と胃に少しポリープの様なものがあり、切り取って生検して頂いたのだが、二か所とも「良性」ということで、こちらの方は一安心であります。
が、意外だったのが、十二指腸と胃に潰瘍の跡がある、ということであった。
まぁ、今はほとんど治っているようなので問題は全く無いそうだが、潰瘍になっている頃は調子が悪かった筈だという、先生からのお話でありました。
すると、学童野球の監督時代の調子の悪さは、逆流性食道炎よりもこの二か所の潰瘍のせいだったのかいな??
ストレスによる精神的な不調だ、肋間神経痛だ、と想いこもうとしていたのだが、そうすると実際に肉体的な障害も発生していた、ということだったのかもしれませんな。
一年前の検査時に、あの若造に胃カメラ検査を拒否されていなければ(つーか、自分でも避けちゃったけど)、ちゃんと発見できたかもしれないのになー。
結論。
胃カメラは嫌なモノですが、しかし、50歳前後になったら、年に一回ぐらいは体の中を眺めてもらうのも大事なのかもしれません。調子が良くない方は当然、特に悪いとは感じない方でも、定期健診的に診てもらった方が絶対良いでしょう。
どうしても嫌な方は、私の様に全身麻酔をかけてもらって、寝ている間にやってもらうのが一番楽ですよ。本当に全く、記憶にございません、でした。
そのかわり、寝ている間に何をされているのか、想像するとちと恐い部分もありますけど、ね……(;一_一)
それも嫌だという方は、後は運を天に任せて、重篤な病気になってしまったら苦しんで死ぬしかありません。はい。
後は、意地でも生活習慣を変えて、健康になるという方法しかないのでしょう。
逆流性食道炎をキーワードにいろいろなサイトを調べていて、「そのとおりだなぁ」と感銘を受けた一文があるので引用しておきます。
『 … 今までの生活習慣を継続していては症状が良くなることは無い、と考えてください。薬は飲みたくない、生活習慣も変えたくない、というわけにはいかない病気なのです。
鏡を見てください。子供の頃はそんなに皺がありましたか?顔と違い、年を取って、鏡で見ることは出来ませんが、胃と食道の間がゆるんでいるのです。だから、今までの生活習慣には耐えられなくなっているのです。 … (※・太字、下線はブロ主)』
…全くです。はい…m(__)m
お立ち寄りいただきましてありがとうございました。
野球に対しては余り良いこと書かないですがよろしければまたお立ち寄り下さい。
私も同世代として健康に対して敏感になっております。
by 楽しく生きよう (2012-07-13 13:25)