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ストレッチで若返れる!!?? [コンディショニング]

 先日、NHKの人気番組(私も大好きなのだが)「ためしてガッテン!」で、ストレッチをすると若返る、というテーマでやっていた。

 えぇっ!?

 ただ、ストレッチ運動をするだけで、肩コリや腰痛予防になるだけではなく、全身の老化に関わる「ある細胞」が活性化し、「高血圧」「動脈硬化」「どうき・息切れ」や「手足の冷え」まで改善されるという!!??

 ストレッチ、だけで、ですか?

 その訳は……(テレビをご覧にならなかった方は、必読です!!!)

 直前に、「忘れられがちな、“柔軟”性」なんて記事を投稿した後だったから、おぉ、NICEタイミング、と、見入ってしまいました

 そこで、私にも「ガッテン」がいく“目からウロコ”な新情報をたくさん教えていただき、本当にそれから毎晩、風呂上がり寝る前にストレッチを欠かさない生活になってしまった。

 ただし、これからの情報は、あくまで「40歳以上」の年代に限る、という事でしたので、現役バリバリアスリート諸君には今のところあまり関係の無いお話ではありそうである。なんにせよ、私も48歳、そろそろ人生50年にさしかかり、若かりし頃、中国系拳法に汗をたらして鍛錬していた頃、180度開脚しアゴから胸から腹からべったりと床に密着させられていたあの柔軟性はどこへやら、いくら「老化」とはいえ、どうしたらこんなに硬くなれるものなのかと逆に不思議だったのである。

 今では、長座(足を延ばして座る事)してつま先を触るのがやっとなのだ。

 関節の可動域とか、腱とかの伸縮性とかを考える以前の問題で、なんと、「コラーゲンの質」自体に原因がある、というのだ。もう、「“分子化学の世界”レベル(?)」で、身体が硬くなっているわけか?

 筋肉の“滑り度”には、体中のタンパク質総量のうち30%を占めるコラーゲンが関係していたのだ。はてさて、それはどういうメカニズムなんだろう?

 だいたい、「コラーゲン」っちゃ、なんだ?

 コラーゲンタンパク質のペプチド鎖を構成するアミノ酸は、-グリシン-アミノ酸x-アミノ酸Y-…と、グリシンが3残基ごとに繰り返す一次構造を有する。この配列は…

 … って、し、知るかぁ! そんな分子式を覚えたところで正直意味は無い。

 必要なのは、身体の中で「コラーゲン」とはどういう働きをしているのか、ということ。

 ウィキペディアによると

 『 様々な結合組織に、力学的な強度を与えるのに役立っている。若干の弾力性もある。特に、腱の主成分は上述のコラーゲン繊維がきちんとすきまなく配列したもので非常に強い力に耐える。腱には、筋肉が発生した引っ張り力を骨などに伝え、運動を起こす際に非常に強い力がかかる。また、骨や軟骨の内部では、びっしりと詰め込まれたコラーゲン細繊維が、骨や軟骨の弾力性を増すのに役立っており、衝撃で骨折などが起こることから守っている。また、皮膚の弾力性や強度に役立っている、などである。

 一方、こうした従来から知られている機能とは別に、コラーゲンが、それに接する細胞に対して、増殖、分化シグナルを与える、情報伝達の働きも担っていることがわかってきている。

 …そうである。

 難しい事は全く分からないが、キーワードは「弾力性」でありましょう。

 関節可動域を云々と論ずるよりも、伸び縮みする筋肉自体の弾力性が失われているので、柔軟体操も大変になってくる、というわけか。

 番組で紹介していたが、前屈運動で「血管の硬さ」つまり「動脈硬化」の進み具合がわかるそうである。

 冗談みたいだと番組でもいってたけど、厳密な調査でわかった本当の話であるそうだ。んで、ポイントは『つま先に手が届くかどうか』

 つま先に指が届かない、という人は、かなり“危険信号”であるらしい。

 お、俺は、なんとかつま先は……触れる。 ほっ

 届かない、危険信号な方でも、簡単なストレッチをして柔軟性を高めるためで、硬くなった血管を再びしなやかにすることができるらしい。

 ほほう!

 はてさてそれでは、なぜ人間は歳とともに身体が硬くなってしまうのか。

 調査の結果、身体の硬い人と柔らかい人では、筋肉の中の“ある物質”の質に違いがあるとわかったそうです。

 それが、【コラーゲン】なのだそうだ。

 コラーゲンは全身の細胞や組織を支える働きをしており、筋肉もコラーゲンの膜でおおわれている。

 しかし、運動不足や糖質の取り過ぎなどで血糖値が高い状態がつづくと、コラーゲンに糖がまとわりついて伸びにくい筋肉に変質してしまうのだって!!

 この現象は「糖化」と呼ばれ、筋肉のみならず骨や血管など全身の老化を加速する原因と考えられているという。

 う~む… 血糖値が高い、つまり、【糖尿病】というものは、まさしく「万病のもと」なのだろう。風邪菌や、インフルエンザウィルスよりも、「糖」の方がよっぽど怖い。

 実は私も、去年の健康診断で空腹時血糖値が『要再検』レベルにまでなってしまった。

 どうも、のどが渇く。夜も必ず一回、月に数回、二回もトイレに目覚めるようになってしまった。この症状、調べれば、まさしく「糖尿病」の前兆ではないか!

 ということで、体重を減らそう、運動しようとやっきになっているのだが、これがまたなかなか減りません。身長169センチでありますが、現在体重は73㌔ (^_^;)ゞ…

 小6の三男が所属する軟式野球チームのコーチを任されているので、キャッチボールの相手をしたり、ノックをしたりと、「一般中年」よりはかなり身体を動かしている方だと想っているのであるが、どうも歳を取ると自然と力をセーブする術を身体が勝手に覚えてしまっているらしく、なかなかカロリーを消費してくれなくなってくる。

 とにかく、「のどの渇き」が尋常ではないので恐ろしくなり、「糖化されたコラーゲンを“治して”くれるというのなら、もしかして「糖の分解」にも役立つのかな?と、全く非科学的な「my仮説」で、試してガッテンで紹介されていたストレッチを、とにかく毎晩風呂上がりに続けてみようと想ったのである。

 すると、不思議なことに「のどの渇き」感が、徐々に減ってきたのである!

 これは、本当の話である^^ 夜尿も、週一でトイレに目覚めるぐらいで、布団に入ってから二回もトイレに起きるようなことは、番組を見てストレッチを行うようになってからはなくなった。

 自分の感覚としては、まさに“劇的”な改善であった。ホントダヨ!

 今まで、血糖値を改善しようと、食後にすぐダンベル運動をしてきたのであるが、なかなかのどの渇きと夜尿を抑えることができなかったのに、ただ、シンプルなストレッチを続けることがこれほどの効果を発揮するとは… うむむ、人間の体というものは、摩訶不思議。

 どの程度のダンベル運動をやっていたかというと、2kgからはじめ、3kg、最終的には4kgまで使用して、ダンベルカール、プッシュアウェイ、ショルダープレス、ラテラルレイズ、ワンハンドベントオーバーローイング、そしてダンベルを持ったままのスクワットと、6種類のメニューを各ウェイトで20回ずつ、夕食後におよそ20分間ぐらい、必ず実行していたのである。それでも、症状はほとんど改善されず、しかも体重も全然減らないのでありました(T_T)…

 それなのに、そら、ちょっとは“痛い”けど、ダンベル運動に比べりゃよほど楽なストレッチを風呂上がりに15分ぐらい実行するだけでこれほど体調が変化するとは!??(とはいえ、たとえ15分でも私はかなり真剣念入りにやっておりますから、念のため。“好い加減”にやってると、効果は出にくいかもしれませんよ^^;)

 …た、だ、し、体重は減りません。こればかりは、やはり、食生活をまずは改善すること、そして、有酸素運動をして、皮下脂肪を使用していかないと難しいのでありましょう…ナ。

 はてさて、では、なぜ、ストレッチをすると糖尿病の症状が改善されたのであろうか。

 ん~、その後、血糖値を計りに病院へ行っていないので、血糖値まで下がっているかどうかまではわからないのですが、のどの渇き、夜尿の症状は軽減されてきているのは確か。ただし、ダンベル運動も続けているので、“相乗効果”もあるとは想います。

 

 近年の研究で、「糖化されたコラーゲンがストレッチによって改善される」ということがはっきりしたそうだ。

 その仕組みであるが、ストレッチで筋肉を伸ばしていくと、その刺激によってコラーゲンを製造する特別な細胞「線維芽(せんいが)細胞」が活性化するそうで、その活性化された繊維芽細胞が糖化されたコラーゲンを壊して、新しいコラーゲンに置き換えてくれる、ということだ。

 つまり、柔軟性を高めることは、いわば全身の筋肉を若返らせてくれるのだ!

 ストレッチをするという事は、“身体を柔らかくする”という事だけでは無くて、「血管の筋肉」も柔らかくなり、動脈硬化も改善されていくという事が分かっているという。

 こりゃ、ストレッチしない手はありませんでしょう(^O^)/

 国立健康・栄養研究所がおこなった研究では、半年間のストレッチを継続したグループでは血管年齢が平均でおよそ10歳若返ったという結果が出ているらしい。これは、ストレッチの刺激によってコラーゲンの糖化が改善される効果に加え、血管内皮細胞から血管を柔らかくする一酸化窒素(NO)が出るためだと考えられているそうだ。

 繰り返すが、この研究結果はあくまで「40歳以上限定」の話であるので、お若い方にはあまり効果は観られませんでしょうから、念のため。

 確かに、体の柔らかい人、ストレッチを良くしている人は、なんとなく若々しい人が多いような気はしていたが、なるほど、科学的にも立証された、というわけか?

 「若い」から、「身体が柔らかい」のではなくて、「身体が柔らかい」から、「若い」のだ。

 書店に行けばスポーツコーナーにはストレッチ関係の書籍がずらりと並ぶ。太極拳やヨガ、ゆる体操と同じく、人は、経験上、体に良いということが無意識に体感できるものは、自然と継続され、根強い人気が生まれていくのでありましょう。

 心のどこかで少し、「ストレッチ」というエクササイズを軽視していたような部分があったような気がしたが、やはり“柔軟性”というものは大事な「身体能力」なのである。

 目からウロコでありました。

 ただし、私の場合、風呂上がり寝る前にやるストレッチが、実際に「糖尿病の症状の改善」に“直接”役立ったかどうかはなんとも言えません。血管が柔らかくなってただたんに身体が「リラックス」して、“熟睡”できたから夜尿が減ったのかもしれないし^^;

 ストレッチもそこそこいい運動になり、カロリー消費に役立ってくれたのかもしれないし、ストレス軽減になって、食べ過ぎ、飲み過ぎの抑制に効いてくれたのかもしれない。

 なんにせよ、「いろいろと身体を動かすこと」は、「身体に良い」のは間違いないのである。

 

 はて、ではどのようなストレッチが良いのかという話になるでしょうが、紹介されていたストレッチは本当にシンプルなモノですので、まぁ、皆さんが一通りご存じのメニューをやるだけでも十分効果が出るのではないでしょうか。

 前屈、背屈、伸び上がるようなやつとか、身体をねじったり、腿の前を伸ばしたり…、と、とにかく、ちと「きつ~っ」と感じるぐらいに筋肉を、まんべんなく伸ばしてやればそれで効果は出るはずです。詳しく知りたい方は、「ためしてガッテン」のホームページをご覧くださいませ。


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