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ゲームセット その2 [高校野球]

 しかし、今年の夏は暑かった。

 「大暑の日」に、熊谷市で統計開始以来、日本史上最高気温の「41.1度」を記録した。ずいぶん前に、群馬県前橋市で38.9度(39.8度、だったかも…)を記録したとき(当時の前橋市の記録更新とかニュースになってたような気がしたが…なにせウン十年前のお話だからはっきりと覚えていない)、たまたまそこに居たのだが、炎天下駐車していた営業車に乗ろうと思ったら熱気のためハンドルも触れず、シートもビニールタイプだったのでとても座れず、仕方ないので乗らずに立ったまま手を伸ばしてエンジンをかけ、エアコン全開にしておき、数分間車外に待機させられた記憶が生々しく蘇る。

 なのに、それを上回る「41.1度」って?…あれより暑い気温って、想像外だなぁ。

 

 なにをどう考えてもまさしく地球温暖化のせい、としか言いようがあるまいが、なんか、日本のニュースはその問題点を指摘するより、今日はどこで熱中症患者がでましたとか、死亡者がでましたとか、そんな上っ面な話題だけ持ち上げてその対策はこうこうで~、なんてことばかり。

 そんでもって、命が大切だからエアコン使えエアコン使えの大合唱だが、そら、いまにも倒れそうな老人や病人だったらわかるんだが、まだまだ健康で体内水分保有量もたくさんありそうな若者までエアコン漬けにしてしまっても良いのだろうか?

 

 今日は涼しいなぁ~、なんて温度計を眺めてみれば、なんと29.8度! ほぼ30度の気温が、この長期間の高温続きで「涼しく」感じるようになってしもうた。

 人間の適応能力とは、いかに高いものであるか、という話である。

 30度ってったら、ふつう、「あっちぃ~っ」って扇風機を使用したくなるような温度であったような気がするのだが。だよね??

 慣れ、とは恐ろしい“能力”なのだ。

 人間の耐性は、鍛えれば鍛えるほどに向上するはず。

  

 なのに、誰も彼もが熱中症にご用心と、電気消費もお構いなしにエアコン使用のお勧めだ。

 しかし、エアコンから出る熱量もかなりなもの。それがまた都市部の気温上昇に拍車をかける一因になっていないないのか?

 まさしく、悪循環だ。ゲリラ豪雨の原因にもなるそうだし??

 

 今現在は全くそういう話は封印されてしまっているが、日本にあるエアコン全てが全開運転し始めたら、気温上昇に与えるその影響は、実にすさまじいものがあるだろう。

 高齢者の方とか、幼児がいる部屋とか、そらエアコンが“本当に”必要な方は当然使用すべきだが、エアコン以外の方法で体温を下げる方法の情報ももっともっと発信すべきだとも感じる。

 

 例えば打ち水。

 これは全く私勘違いしていたのだが、一番日差しのきつい日中に、アツアツになっているアスファルトとか庭の敷石に水をまいたりするのは逆効果、なのだそうだ。

 えー、そうだったの??

 かえって湿度が上がってしまい、不快感が増す場合があるそうである。

 な、なるほど…

 やりかたとしては、まだ気温が上がりすぎていない朝方に予防的に撒いておく、日が傾いて直射日光があたらない日陰部分に撒いておき、夜間の温度低下を更に大きくして寝苦しさを解消する、てな使い方が正解らしい。

 日中やる場合でも日陰になる部分に撒き、日なたとの温度差を大きくして風を起こしやすくするのが良いそうである。

 今までのやり方では、「蒸し暑さ」に拍車をかける行為であったのか…

 まぁ、どこかの道路の設備にあるように、延々水を流し続けることができるような場合にはその限りでは無いのだろうけれど。

 勘違いしているのは私だけではないと思いたいが、とにかく、まだまだエアコン以外に体温を下げる方法はあると思うので、そういう実験特番なんかこそ今のバラエティーでガンガン放送していただきたいものである。

 バケツに氷水で足を冷やすとかね…

 

 それにしても前回記事を投稿してからしこたま時間が空いてしもうたが、最後の試合が終わったとたん、気が抜けたというか、今時だと「○○ロス」なんて言葉でくくってしまうのだありましょう。 

 まぁ、ロスいえばロス、なんだろうが…

 高校野球ロス、という感じではなくて、なんつーか、一番この気持ちに近い表現を使うと、「子育てロス」といった感じかな。

 そう、なんだかんだとこのブログで紹介してきた野球能力アップのあれこれは、つまりは「子供のために」という、ただそれだけの動機で続いていたのであろう。

 とりあえず、7年間の単身赴任生活で子供たちとほとんど接する時間(しかも一番かわいい盛りだったのに…)を持てなかった人生の、40歳からの部分を精一杯子供たちに関わってきたのだ。

 いまさらながら、俺は「子育て」をしてきたんだ。と、思う。

 そーなると今時言葉で「イクメン」、なんて言葉でくくりたがるんだろうが、若いパパたちよ、そんな、「イケメン」もどきの「イクメン」なんてカタカナ言葉でカッコつけられるようなもんじゃないからね、「子育て」というものは。

 脅かすつもりはないけれど、まぁ、あまり半端な気持ちでやりましょうなんて考えないほうがよろしいはずだ。

 とにかく、9割がたは理想通りにはいかないものである。

 子供は「言うことを聞こうとしない生き物」であるし…

 つねに挫折と後悔の繰り返しの毎日。が、その残り1割の「成功」が、これがまたなんとも嬉しくて充実した一瞬を得られるのである。

 険しい急斜面を登った後の山の頂上で眺めることができる絶景のようなもの。

 転勤が多かったけれども、収入はまぁまぁ良かった前の会社を辞めるのは正直かなりの決心はいったけれど、でも、今にして思えばよかったと負け惜しみなしに言えるのである。

 

 

 前々回が終わった時点で、区切りも良さそうだったし一応やめようかどうしようかと思っていたのだが、このブログで紹介してきた本や器具を思いだしたように購入してくださる方が未だにいてくださるので、やはり、息子たちのその後というか、このブログの“オチ”を書いておかないとさすがに申し訳ないかなぁという気持ちで続けることにした。な~んて、前回の記事は書き上げるまでに半年以上かかってたんだけどね。どうにも、「野球ロス」というか、「子育てロス」状態で書こうとする意欲がわいてこなかったのだ。間が空いてすみません。

 


 と、言うことで、前回からの続きをお読みください。

 
 奇跡…なんて言うと大笑いなのだが、2打席連続三振のトップバッターの我が三男、今日は打てないとみた監督さんは3打席目に回ってきたランナー3塁のチャンスにスクイズのサイン、しかしテンパってる三男君はちょっとウエスト気味のアウトコース高めのボールをなんと三塁方向のハーフライナーに打ち上げてしまう~っ!!

 

 ところが相手チームのサード君が、おそらく“優秀過ぎた”のだろう、素晴らしいダッシュ力すぎて、その頭を越えてしまったのだ!

 なんというラッキー。

 ボールはサードベース脇のフェアゾーンをコロコロと転がり、回り込んだショート君が捕球するころには、グラウンド外で歩くときは痛みでビッコ引かなければならないほどの捻挫してる三男君でもファーストを悠々と走り抜けていたのである。


 なんと、夏の県予選3年連続「準優勝」の強豪私立高校相手に先取点~!!!

 スタンドは狂喜乱舞でございます。

 

 ところが、これが相手チームに火をつけてしまった…

 試合開始時は、公立の進学校相手に、「楽勝ムードを諌めるような?」少しどんよりした雰囲気の相手ベンチだったのだが、一気に様変わり。

 エースは降板させるわ、打順関係なしにどんどん代打を投入するわ、まー、総部員数100名の中から選び抜かれたベンチ入りメンバーをフルに“活用”し始めた。

 対して、ベンチ入りメンバー分“しか”「総」部員のいない我がチーム、捉えられ始め、逆転されたエース君を降板させたら城門を突破された守城よろしく、2番手3番手が連打を浴び、あっという間にコールド負け。

 まぁ、この強豪チーム相手に良く8回まで持たせたと、ほめてあげたい。

 失敗スクイズでラッキー打点をあげた我が三男君、吹っ切れたのか、次の打席で、「代名詞」のような、逆方向へラインドライブのレフト前ヒットを放ち、2安打目を記録。

 そして、捻挫した足を気にしていただいたのか、試合の大勢もほぼ決まっていた点差がついていたその時点で代走を出されてお役御免、高校生活、というか、競技野球生活最後の打席を、なんとか安打で締めくくることができたのでございます。

 試合はコールド負けだったけれど、次の日の新聞の記録にはチーム唯一の複数安打に唯一の打点、ということで、2安打1打点の記録を残すことができました。

 まぁ、小学校2年生から延々とバットを振り続けてきた努力に対する、野球の神様からのご褒美かいな。

 

 1年後輩たちの、今年の「100回記念大会」と銘打った夏も甲子園もすべて終わった。

 三男は、4月から車で一時間ちょっとの距離にある県内の大学へ無事進学することができ、新たなスタートをきってくれた。

 ただいまはアパート暮らしの「フツーの」大学生として独身キャンパスライフを謳歌している…と、想われる。

 想われる、というのは、ほとんど連絡してこないもので、まぁ、便りが無いのは元気な証拠、ということである(^^;

 まぁ、自分のことを顧みれば、息子の非難はできそうもない、が…

 次男は、高卒ながら東証一部上場企業に無事就職しており、来月には「彼女」のご両親との初顔合わせの一大イベントを企画中、といったところ。

 地方の国立大学を無事卒業した長男は実家に戻り、地元の公務員としてのんびり自宅通勤の据え膳上げ膳お気楽独身ライフ中、である。

 

 そんなこんなで、何年続けてきたのか振り返る気も起らないほど、息子たちの成長とともに続けてきたこのブログ、とりあえずは筆を置きたい、というか、パソコンのフタを閉めたいと思うのだが、これからは、野球はさておき「老いて行くこの肉体」の健康維持などについて、思いだしたように更新することがあるかも…しれません…が、確約はできませんのであしからず。

 私と同じように息子も野球から「卒業」したお父さん、野球三昧真っ只中のお父さん、「これから」のお父さん、いろいろいらっしゃるでしょうが、どんなものにも終わり、はあるのであります。

 その時は大変だなぁと感じていても、終わってみたら、まったく全て「良き思い出」となるものであります。

 やれることをやれるうちにやっておかないと、3年間なんてあっという間、できる限りのやりたいことを、やっておきましょう。

 去年の暮れに、実の母を亡くしてしまいましたが、私も50半ば、もう、いつなにがあってもおかしくない年代になってしまいました。元の会社の同僚たちも、どんどん他界していくし… 私より若かった、事務職の女の子の葬式にも先月出てしまったし…

 終活、なんて言葉も、少し身近に感じてしまうようになりました。

 人生は一度きりなんだなぁと、シミジミ骨身に染みてまいります。

 やりたいことは、やっておかないと本当に損ですよね。

 残りの人生、ブログも更新したくなったらやります。

 再見!

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