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鮮烈デビュー!? [高校野球]

 …と、言っても、「言い過ぎだ」とは非難されないで済むかな^^;

 ウチの三男君、この5月の連休中の練習試合から、高校野球において「実戦デビュー」したが、バッティング絶好調、である。

 数え方に間違いが無ければ(スコアブック観れないので)、19打数9安打、2試合の複数安打を含む5試合連続ヒット、など、甲子園出場実績もある対戦チームの上級生ピッチャー相手に正直、親の私が驚く様な活躍を見せている。

 新入生が入部確定してからの練習試合10試合中、7試合に出場させていただき、そのうちなんと6試合スターティングメンバーに入れて頂くなど、監督さんからの信頼も得られている様である。

 いったい、何が良かったの?かな??

 

 

 我が県の県立高校の中では一番甲子園に近いグループの中にいる強豪商業高校さんとの練習試合、途中出場すると、鮮やかに1,2塁間を抜くライト前ヒットでデビュー。次の打席はアウトになったものの、初球のアウトコースを綺麗にレフト線ギリギリへライナーの流し打ちのファール、次の投球を今度はセンター返しで、ピッチャーが思わずグローブを出したくなるような、低いライナー。センター真正面ではあったが、高校野球初試合は、ライト・レフト・センターへと全ていい当たりの打球を放ち、他の保護者の方々に「広角打法」を強く印象付けたらしい。

 いやま、まぐれまぐれと想っていたら、次の試合はなんとさっそくレフトで先発出場、今度は三遊間にタイムリーヒットを放ち、初打点。その後内野安打で2安打。

 勢いは止まらず、その次の日は地元の工業高校さんとの練習試合。右中間方面のライト前ヒットの後、2打席目はショートとレフトの間に落ちるテキサス気味のヒットと、またまた複数安打。

 そのまた次の日は私は観に行けなかったが、自己申告によれば3打数1安打と、ここまで出場4試合連続安打。

 連休後の最初の土日の練習試合、土曜日の相手は、県大会でもほとんど上位に顔を出し、甲子園出場も最近果たしたことがある強豪私立高校との対戦、なんと先発は、同じボーイズチームで活動していた3年生の大先輩。エースとまではいかないながらもこの春の関東大会県予選でも先発し、その試合確かコールドながら7回無失点で完封勝利するレベルの好投手であるが、またまた綺麗にレフト前ヒット。これでなんとなんと5試合連続ヒットである。嘘みたい。

 次の試合では、東京から来た、こちらはかなり過去の話ではあるが、それでもその名前にははっきりと憶えのある、一頃立て続けに甲子園に出場していたはずのもと(?)強豪校、Max136㌔の速球ピッチャーのカットボールに見事に三振するなど全て凡退に抑えられ、おしくも連続試合安打は途切れたが、おそらくこの相手ピッチャーの子も3年生だよなぁ?

 いくら弱小高校相手とはいえ、夏の大会を控えた今の時期では、「全くの」“お試し”投手起用ができるほどの、余裕があるチームはそうそう無いだろうし。

 そのピッチャーのカットボール、後で聞いたら「ボールが消えたね^^;」と笑うしかないといった表情の三男、良い経験をさせていただいたようである。

 こんな入部したばかりの1年坊主が、しかも5月に、一線級投手の決め球の変化球を実戦で体感できるなぞ、そうそうできる経験では無い。これが甲子園常連高校に入部していたら、もしかしたら試合観戦さえ許されずに、グラウンドの周りでも延々走らされてたかもしれない。

 “強豪校”なんかに入ってたら、ウチの三男みたいに“アピール力”が足りない奴は、練習試合なんか最上級生になるぐらいまで出してもらえず、しかもその間に“推薦・特待生組”がしっかりとポジションを確保しており、益々出番なんかなくなってしまうのだろう。

 部員数が少ないのは確かに大変だけど、進学校の部活動は、“野球を楽しむ”には本当に良い環境であるねぇ。中学生の時に野球部にいた新入生は、他にもけっこういるみたいなんだから、もっと入ればいいのになぁ^^; もったいないなぁ。

 まぁ、あんまり入られると、出番が減るかもしれないけど…。しかし3年生抜けたら、9人ぴったりになっちゃうんじゃなぁー。あと2、3人入ったって、たっぷり試合に出れそうなんだけどなぁ。

 やっぱスポーツは、試合でプレイするから楽しいわけで、だからこそ、練習にも身が入ろうというモノ。…それで勝てたら言う事無し、なんだけどにぃ^^; まぁ、それは虫が良すぎる話である^^;

 

 日曜日は始めてホームで練習試合、この日もレフトで先発、3打席のうち、フォアボールで出塁のあと、レフト前ヒット、内野安打とまたまた複数安打。全打席出塁。ほー…

 高校生になってまだ2カ月もたっていないというのに、練習試合10試合中7試合出場、うち6試合スターティングメンバーでフル出場させてもらえるなんて、部員の少ないチームならではである。しかも、おそらくほとんどは上級生ピッチャーであろう相手に2試合複数安打を含む5試合連続安打、連続記録は途切れたものの、出場7試合のうち6試合でヒットを放ち、複数安打は計3試合、数え方に間違いが無ければ、19打数9安打、打率5割近い打撃成績である。

 これは私にもちょっと、いや、かなり驚きである。一体全体、何がどう良くなったのだ??

 正直、ボーイズ時代より打てているように感じる。

 高校の監督さんの指導が合っているのかもしれないが、もしかして、親父のプレッシャーから解放されたことが、それほど嬉しかったのか?(-_-;)ゞ(-_-;)ゞ(-_-;)ゞ…

 まさか、春の椿事で、これっきりで終わっちゃうようなことは無いよね…

 

 しかし、冗談は抜きにして、マジになにが良かったというのだろう。

 本当に、去年の夏、ボーイズの活動が終わってからは、高校入学後に野球部に入るという決断をするまで、全く、ただの一度もバットを握ったことが無かったのである。

 キャッチボールだって、受験が終わったあとにたった一回、それも10分ぐらいのそれこそ“肩慣らし”レベルでしかしてない。

 入部が決まってから一度だけ庭で素振りをしたようだが、後はまったく高校野球部での練習だけしかやっていない。

 私の“育児法”を知っている方々ならきっと、受験が終了したらすぐまた、過酷な自主トレを春休みのうちに陰でガンガンやらせていたんじゃないの、なんて言われてしまいそうだが、まったく、ノータッチだったのである。これは本当であります。

 だいたい、野球はもうやらないだろうなと想っていたぐらいなのだ。

 私も別に野球経験があるわけではないし、スポーツやるならなにがなんでも野球なんて考えはさらさらないし、それどころか、護身にもなるから、空手でもやれ!といって、少々マジに(蹴りが入って泣きべそかいてふてくされるほどに…)三男相手にスパーリングとかしていたくらいなのだ。

 そうか、あの“スパーリング”が良かったのか!? ソンナバカナ…

 てっきりすっきり、その“野球能力”は、“初期化”されているものとばかり思い込んでおりました…^^;;;

 自転車の運転は、一回覚えてしまえば忘れない、とは言うけれど、野球というスポーツは、そんな単純なものではないことぐらいは、いくら野球素人の私でもよくわかっております。

 考えられることは、小学校2年生から始めた野球、中学硬式野球のボーイズが終了するまでギチギチに野球漬けにしてきたので、この受験勉強期間が“完璧なリフレッシュタイム”になったのかもしれない、ということである。

 おそろしく「新鮮な気持ち」で、高校のグラウンドに“清々しく”立つことができたのではなかろうか。

 学童時代、「プロ野球選手になりたい」とか言ってしまっちゃって、どんな厳しい特訓もちゃんとやるって約束できるか、という私の質問に力強く頷いてしまった息子達、それではと私から自主トレでさんざん鍛えられまくっていたボーイズまでの時間と打って変わり、高校では、“野球は趣味”勉強頑張る、と、割り切って、父親のプレッシャーからも“解放”されて、それにまだ一年生、怒られるのはまだ先輩ばかり、失敗してもともとと、伸び伸びとプレイできているのだろう。

 波に乗っている今は、おそらく、野球が楽しくてしようがない、という雰囲気がある(勉強は大変そうだが…^^;)。

 結果的にだが、まさしく、『押してもだめなら引いてみな』の、“引いてみる”状態にちょうどハマってくれたのかもしれない。

 学年ビリのギャルが偏差値上げて慶応大学に入学した話とかなんとかいうタイトル(長すぎだろ!)の本の著者も、何かの番組でおっしゃっていたが、「普通の親は、悪い成績を観て、更に勉強しろ勉強しろとせまるが、それは、“押してもだめならさらに押す”という悪循環な状況になっている、だから本人のやる気が出るどころか、ますます嫌になってくる、“母親がやる気のストッパーになっている”と、指摘していた。

 やる気があるから出来るようになるのではなく、『“できる”から“やる気”になるのだ』ということに気付かないといけない、と確か話していた(表現的に間違ってたらゴメンナサイ)。

 つまり、やる気にさせるには、まずは“それ”ができるようにしてあげないといけない、ということだろう。まぁ、私もおおよそそう考えていたから、バット振れ振れ言うだけじゃなくて、自らトスバッティングのトス上げとかさんざん付き合って、“できるように”してきたつもりなんだけどね。

 それに、その程度で音をあげるぐらいの“覚悟”ならプロ野球なんてそら夢のまた夢、無理だんべ、あきらめて勉強しろ勉強、と、“意識的に”「やる気のストッパー」になっていた部分もありましたし…

 この本の著者は、番組の中で、勉強ができない女子高生に、まずは中学校の問題集を与えて解かせていた。なるほど、まずは「できそうなレベル」から始めて、「成功体験」を積ませ、前向きに取り組む下地を作っておいてから、レベルを徐々に引き上げていく、ということなのだろう。

 「やる気」さえ出始めてくれれば、あとはほっといても自分から積極的に取り組むようになってくれるのだ。

 なるほど、なぁ。

 そういった意味でも、やはり“メンタリティ”というものは大事なんだろうかなぁ。

 …まぁ、“趣味”でやるんだから、楽しめばいいのよ、それは。

 

 しかし、そういった精神論的なものだけで、この好調さはちょっと説明できないような気もする。

 私は、野球というスポーツで一番大事なのは、特に野手は「視力」ではないかと想っているのだが、受験勉強で落ちまくってしまった視力を補うため、高校から「コンタクトレンズ」にしたことが、もしかしたら良かったのかもしれないんじゃなかろうか?^^;?

 想像なのだが、もしかしたら、中学でもけっこう早い時期から『視力』が低下していたかもしれないのだ。

 視力が落ちたと私に知れると、益々携帯ゲームやら、アニメ鑑賞時間などに“干渉”され、もっとできなくなりそうだから、学校の視力検査なんか、視力低下がばれないようにごまかしごまかしやってたんじゃなかろうか?メガネになったらゲームなんかやらせねーぞ!とプレッシャーかけまくってたからなぁ…(-_-;)ゞ

 別に“パワハラ”じゃなくて、息子の視力を心配して、“将来スポーツを続けるうえで困らないように”との“愛情のプレッシャー”だったんだけどなぁ…。

 学校の視力検査なんて、ごまかそうと想えばいくらでも細工できるからなぁー(俺の友達も脇で観ててCの向きと配置憶えて、ごまかしてたしなー、子供の頃は)。

 ボーイズの野球活動中も、もしかしてボールが良く見えていなかったんじゃないか、おまえ???と、さぐりを入れても「いやべつに…」とかわされてしまうが。

 しかし、受験勉強中は隠しようもなく、というか隠す必要も無くなった(ゲームしてる暇もないし)ので、「黒板の字が見えねー」とか言い始め、学校からの視力検査結果も突然「えぇっ!」と驚くような数値が並んでいる短冊のような紙を持ってきたりして、あわてて眼科に連れて行ったらば、即メガネ屋さん直行とあいなったのでありまする…

 どうも、私も古いタイプだから、メガネかけたら特に球技系の運動はもうダメ、的な短絡思考になりがちなのだが、最近のメガネの性能は、もしかしたら昔に比べると素晴らしく改善されているのかもしれない。

 お値段の高い眼鏡だと、レンズのフチ近くの部分の、光の屈折によるゆがみもしっかり抑えられているものがあるそうだ。

 コンタクトレンズなんかも、昔に比べれば、スポーツに対しても「高性能」になっているのだろうか?

 しかも、左右の視力差があったようで、度数の違うレンズを使用している。

 おそらく、この、『左右の視力差』が、曲者だったのかもしれない?

 確かに、バッティングでは高速で迫ってくる目標物に焦点を合わせ続けて打ちに行かないといけないわけだから、左右の視力に差があると、焦点は合わせにくいのかもしれない。

 まぁ、医学的な話は良くわからない。全く関係ないかもしれないから、あしからず。

 実は、私も三男と一緒にメガネにしてみた(^^ゞ

 子供の頃は、視力検査の一番下の細かい文字までしっかりと見えるほど視力が良かったのである。先生から「お前は視力2.5だな」と呆れられるほどで、友人たちからはそのころ流行っていた「ルーツ」というドラマの主人公の名前にちなみ、「クンタキンテ!」とあだ名をつけられたものである。

 ところが、テレビゲームをするようになってからはまさしく「坂道を転げ落ちるように」視力が落ち始め、50を越えた今現在では0.1~0.2ぐらいである。

 仕事でも朝から晩までパソコン画面を眺めているもので、仕事を終えてすぐは夜はクルマの運転が視界がぼやけてメガネなしにはハンドルを握れないようになってしまった。

 しかし、メガネとは、いやはやなんとまぁ、良く見えてくれるものだ。

 メガネをかけると、視力低下のスピードも早くなるぞ、と脅かされていたのが脳裏にこびりついていたもので、とにかくギリギリまで(運転免許証の更新に影響するまで)我慢しようと想っていたのである。

 実際、前回の免許更新時には、「大目に見るのも今回が最後よ」と、地元警察署の試験してくれるおばさんに釘をさされていた状態であったのだ。

 生まれて初めての自分のメガネ、見えすぎて逆にクラクラしてしまうくらいである。今まで、実はこんなに世間が見えていなかったのかと驚いてしまう。

 しかし、メガネに慣れてしまうと、今度は外すとマジに何も見えなくなってしまってこまる。前から歩いてくる人に挨拶をされているようなのだが、誰だかよくわからなくて眉毛を寄せるようにしかめっ面をして顔を近づけて確認しようとするので、相手から少し引かれているような…気もするし… スイマセンミナサンヨクミエナイダケナンデス…ニランデルワケジャアリマセン…

 眼薬さえ自分でさせない私、コンタクトを眼に入れるなんて恐ろしくてできないので、一生私にはその使い勝手はわからないと想うのだが、三男に聞いてみたら、「あー、まぁ、良く見えてるよ」というだけのそっけない感想しか聴きだせなかった。…まぁ、良く見えていなかったら、7試合の出場で9本のヒットは打てなかろう。

 お父さんコーチの方々、もしも私の様に「(球技系の)スポーツ選手はメガネにしたらおしまい」的な考えは、もしかしたら“ガラパゴス思考”なのかもしれませんぞ。エ? イマドキソレハオレグライ?…

 かえって、“眼のサイボーグ手術”を施してあげるようなものなのかもしれない? スポーツの“妨げ”になるモノではなく、“助け”になっているのかな?ウチの息子には…??

 なんか視力悪そーなんだけど、お子さんの視力復活を願ってまだ“裸眼のまま”にしているのなら、勇気を持って(?)息子にメガネ(野球はデッドボールがおっかないから、ウチはコンタクトレンズにしたけど)を与えてみてはいかがかな?

 特に、左右で視力差がある場合は、考えた方が良いのかも。

 もしかすると、“劇的”に、成績が向上するかもしれません。

 ……、変わらないかも、しれません。もしかしたら悪化するかもしれません。責任は持てませんので、あしからず。それに、しないにこしたことはないのは、経済的に見ても当然でしょう。1日で使い捨てのコンタクト使ってるけど、金かかるぅゥ~ (T。T)

 

 中3から始めた外野(レフト)の守備や走塁は、ボーイズ時代に「学童レベルだぞそりゃ!」とコーチ陣から怒鳴られていた頃とまだあまり進歩は見られないので、好調なバッティングとのアンバランスが余計目に付いてしまう父親ではありますが、つい昔の調子にもどってしまい、イライラしているのに気付くと、「野球は趣味、趣味だから」と、呪文のように唱えて気を静めている今日この頃。

 趣味でやってんだから、別に失敗しようがどうしようが、親が気にすることではないのである。

 意外とこの「野球は趣味」という言葉は、イライラ解消に効果的でありますよ。お試しあれ。

 好調なバッティング、相手チームがウチにはエースを当ててこない、というのも一因であるとは当然想うんだが、それは他のメンバーも同じ条件であるわけだし、ただ、今のところ一本も長打は出ておらずすべてシングルヒットのみなので、一年生、さすがにパワー不足は否めませんな。

 それでも、さきほど自転車の運転経験とは野球は違う、とはいったけれど、学童、ボーイズと、「野球が嫌いになるほど」バットを振りまくってきた“経験の積み重ね”が身体に染み込んでいるおかげもあるのだ、と、想いたいですけれど、も、ね。私の立場としては。…

 でもね、いくらヒット打てたからって、学業成績が落ち込んだ時の言い訳なんかには使わせないからねぇ~。あくまで、野球は趣味、でやってんでしょうから。

 

 …しかし、これで試合も勝ててりゃ言う事無し、なんだけどなぁ、10試合のうち、勝ったのは1試合だけ?あれ??他にもあったかな…?? …練習試合でも、勝利が遠い……いくら「趣味」でも、もうちょい勝てないと、「やる気」が、ねぇ……?? 将棋だって勝てないとおもしろくないもんねぇ。

 でも、ウチの三男以外の1年生も、軟式上がりなのにもうピッチャーで登板してしっかり試合作ってる子が二人もいるし、キャッチャーの子もすでにけっこう長いイニング守って、しっかり盗塁刺したりもしているので、バッテリーの期待度もかなりのもの。

 まだまだ新入部員、もしも後3人入ってくれれば1年生だけで9人で1チーム構成できるから、そうなると3年生の頃にはもしかしたらとってもおもしろいレベルになってると想うんだけどなぁ。

 そううまくはいかないかなぁ(^_^;)ゞ


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